白磁の澄んだ肌に、呉須の藍と赤・緑の上絵が端正に映える、後期鍋島から明治期にかけての色鍋島小皿です。
文様はあえて描き込み過ぎることなく、器面にゆったりと残された余白の美が、草花文様の可憐さを一層引き立てています。この「描かない美しさ」こそ、鍋島焼の大きな魅力のひとつです。
見込みの静かな白と、リズムよく配された色絵との対比が心地よく、盛り付ける料理や菓子をすっと受け止めてくれます。
高台には細やかな櫛文が巡らされ、裏面には吉祥文様である七宝結び文が描かれるなど、細部にまで品格が宿ります。
小ぶりながら完成度が高く、珍味皿・菓子皿としてはもちろん、和の設えの中で静かな存在感を放つ一枚。
古器ならではの風合いを楽しみながら、余白が生む美しさをご堪能いただけます。
※縁にカケ有ます。画像14参照

★寸法★
直径11.8cm
高さ3.5cm

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陶磁器の町、佐賀県伊万里市在住で古美術商（第911100009525）を営んでおります「陶磁器ヨーソロー」と申します。
古伊万里、現代作家もの、個人で制作活動しているレアな窯元、有田焼や伊万里焼を中心に出品しております。未使用のものに関しては陶磁器商社、骨董品に関しては美術商の競りに参加して仕入れております。
最後まで気持ちの良いお取引きを心がけます。
よろしくお願い申し上げます。

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