金色缶(1キロ缶)になります。高さ的20センチ、幅約13センチ、奥行約8センチサイズです。外観的には状態は良くありません。全体的に金メッキ部に変色が見られます。他の出品されているものは錆ありとしていますが、よく見ると変色した部分の下の文字がはっきり確認できることから、油分及び環境剤等の付着によりメッキが侵されたもので、時代背景から物資不足や設備、技術的な要因で耐久性の低いものと考えます。画像1から8参照願います。年代特定については画像11の商標ロゴは美人印と言われ1908年より使われ、4種類存在し④が該当する。1954年(昭和29年)から1973年(昭和48年)まて使用されたとあるので、この約19年の範囲が特定(画像12. 13参照)この範囲内で製造されたものです。
次に缶には味の素株式会社と表記されている。味の素は1908年の創業から会社名が数回社名が改称されており味の素株式会社改称前は大日本化学工業株式会社であった。1946年(昭和21年)2月に現在の味の素株式会社に改称した。当時の住所は東京都中央区宝町1ー7であり画像14に表示されてる。現在の住所(東京都中央区京橋1一5一8)へ移転したのは1972年(昭和47年)であることから移転に伴い新しい住所に変更される際にルート分及び在庫数確保のため、新金色缶は前倒しで作られたと推測し、旧住所の缶は1954年から1971年(昭和29年から昭和46年)の17年間に作られたものになります。そして最後に製造年の特定に至ったのが画像15のヘリングボーン式巻取缶で1926年から全面的に採用され1968年6月に(かぶせ蓋)式に代わるまで使用されたとある。画像6は本品の底部にあたるが巻取棒がなく、付いていた形跡もない。画像1から4のフタと容器の嵌合部をよく見るとフタの合わせ部がカールしており、容器部には強度アップを図るためのフランジ加工も確認できる、この加工によりフタの緊迫力を上げ、気密性を高めるために開発された秘密兵器のかぶせ蓋である。以上の検証内容から出品している金色缶が作られたのは1968年から1971年の3年間と特定致します。尚、画像6にある製造所固有記号及びロット番号については現在の区分と照合出来ず!以前は違う識別方法だったと思います。