日本代购
以下、所謂ブラクラ妄想ショートショートです〜〜
「ふむ…」
わしは、北大路 陶山(きたおおじ とうざん)。世間では好々爺然とした陶芸家などと持て囃されておるが、我ながらただの偏屈な土くれ捏ね回し爺じゃと自覚しておる。美に殉じ、旨いものに魂を売り渡し、ただひたすらに己の審美眼にのみ忠実に生きてきた。かの北大路魯山人先生の足元にも及ばぬとは知りながらも、あの孤高にして狷介なまでの美への執着、食への探究心だけは、わしなりに受け継いでおるつもりじゃ。まあ、先生ほど多才でもなければ、書も絵もからきしじゃがな。それでも、この眼だけは、そこらの目利きとやらには負けぬと自負しておる。
晩秋の気配が色濃く漂う京の昼下がり。東山の紅葉もそろそろ錦秋の宴を終え、冬支度を始める頃合いか。馴染みの古美術商「洛宝堂(らくほうどう)」の主人、佐竹の旦那から使いの者が来た。「先生、ちと面白いものが入りましたんで、お時間ありましたらお立ち寄りくださらんか。先生好みかと存じますれば」とのこと。面白いもの、か。佐竹の旦那がそう言うからには、ただのガラクタではあるまい。あの男、若い頃からわしの工房に出入りし、わしの無茶な注文にも応えてきただけあって、わしの好みというものをよう心得ておる。わしは重い腰を上げ、もう何十年も使い込んで飴色になった山葡萄の蔓で編んだ杖を手に、鴨川を渡り、柳が揺れる木屋町通を抜け、洛宝堂へと向かったのじゃ。
「おお、陶山先生、ようこそお越しくださいました。お待ちしておりましたぞ」
店の格子戸を引くと、恰幅の良い佐竹の旦那が、いつものように柔和な、しかしどこか悪戯小僧のような笑みを浮かべてわしを迎えた。店の奥、坪庭の紅葉が夕日を受けて燃えるように美しい、静かな一室に通される。主人が恭しく、しかしどこか得意げに差し出したのは、掌に載るほどの小さな、黒いベルベットの箱じゃった。
「これですかい、旦那。面白いもの、というのは。またぞろ珍奇な根付かどこぞの国のガラクタを見つけてきて、わしをからかおうという魂胆じゃあるまいな」
わしは軽口を叩きながらも、その箱から放たれる尋常ならざる気配に、既に心奪われ始めておった。
「はは、先生には敵いませぬな。ですが、これは真面目な話、先生にこそご覧いただきたい逸品でございますれば」
わしは唾を飲み込み、箱を開けた。
瞬間、息を呑んだ。否、呼吸が止まったかのようじゃった。そこには、一点の曇りもない、清冽にして孤高の光を放つ指輪が、まるで夜空から舞い降りた星のかけらのように、静かに鎮座しておった。
「…ほう」
わしは思わず唸った。このわしが、たかが宝飾品ごときに、これほどまでに心を揺さぶられるとは。プラチナの白い、どこまでも純粋な輝き。そして中央に据えられた大粒の石。これは…まぎれもなく、ダイヤモンドか。わしは普段、きらびやかな宝飾品にはほとんど興味を示さん。土と炎が生み出す、渋く、奥深い陶器の美こそ至上じゃと信じて疑わぬからな。しかし、このダイヤモンドは、どうじゃ。その存在は、わしの長年の凝り固まった美意識の壁を、いとも容易く打ち破り、心の最も柔らかな琴線に、確かに触れてきた。
佐竹の旦那は心得たもので、黙ってわしが手に取るのを待っておる。わしは指輪をそっと取り上げ、細めた眼で光にかざしてみた。指先で感じるプラチナのひんやりとした、しかし確かな重み。そして、眼前に迫るダイヤモンドの、凄まじいまでの輝きの奔流。
「見事な…見事なもんじゃな、これは…」
その輝きは、まるで名工が鍛え上げた日本刀の切っ先のごとく鋭く、それでいて、冬の夜空に冴え冴えと瞬く一番星、宵の明星のように澄み切っておる。六本の繊細な爪で、まるで大切な宝物を守るかのように、しっかりと留められたダイヤモンドは、あたかも蓮の花の上に座す仏様のように、凛とした犯しがたい気品を漂わせていた。その輝きは、ただ眩しいだけではない。深淵を覗き込むような、吸い込まれそうな奥行きがある。
「これは…『星の砂』とかいう銘の指輪ですかな?どこかで聞いたような…」
「お見それいりました、先生。ご明察、恐れ入ります。その通りでございます。HOSHI no SUNA。日本の、それも老舗のブランドでございます。先生もご存知でしたか」
「ふん、わしを何じゃと思うとる。そこらの田舎爺とは訳が違うわい」
わしは憎まれ口を叩きながらも、内心ではその的確な情報に感心しておった。
星の砂、か。美しい名じゃ。夜空にきらめく無数の星々が、遥かな時を超えて砕け、地上に舞い降りたかのような、そんなロマンティックな詩情を感じさせる。わしは佐竹の旦那からルーペを借り、石を覗き込んだ。この小さな石の中に、宇宙の神秘が凝縮されておるかのような錯覚さえ覚える。
「…ふむ。Dカラー、か。しかも、クラリティはVS2。カットも…ヴェリー・グッドとあるな」
主人が傍らにそっと差し出した、中央宝石研究所(CGL)発行の鑑定書に目をやった。これまた、日本の宝石鑑定においては最も信頼のおける機関の一つじゃ。鑑定書には、このダイヤモンドのいわば「戸籍謄本」とも言うべき情報が、厳格な基準に基づいて記載されておる。
「Carat: 0.456ct」…0.456カラット。この数字が、まずわしの心をくすぐった。「し・ご・ろく」…「至極(しごく)」の逸品とでも言うか。いや、それよりも、この数字の並びは「末広がり」に通じるではないか。八という数字は、日本では古来より縁起が良いとされておる。富士山の形も末広がり。扇子もまた然り。持ち主の未来が、この数字の示すように、どこまでも豊かに、幸せに広がっていく…そんな目出度い願いが込められておるようじゃ。これは偶然ではあるまい。選んだ者の、確かな美意識と遊び心を感じる。
「Color: D」…Dカラー。これはダイヤモンドの色等級としては最高位じゃ。無色透明。アルファベットのDから始まるこの等級は、他のいかなる色味も帯びない、純粋無垢な輝きを意味する。それはまるで、生まれたばかりの赤子の澄み切った瞳のようであり、また、人跡未踏の深山に湧き出る、最初の一滴の清水のようでもある。この一点の濁りもない透明感は、何にも代えがたい。わしが長年追い求めておる白磁の白も、このDカラーダイヤモンドのような、一点の曇りもない純白を目指しておるが、自然が生み出すこの完璧なまでの「無」の色には、いつも嫉妬にも似た畏敬の念を覚えさせられる。土という素材は、どれほど精製しても、僅かな鉄分や不純物との戦いじゃ。それを千数百度の炎で焼き締めて、ようやく得られる白。しかし、このダイヤモンドは、地球の奥深くで、何億年という想像を絶する時間をかけて、この完璧な透明度を、自然の力だけで獲得したのじゃ。人間の作為を超えた、大いなる存在の意思を感じずにはおれん。
「Clarity: VS-2」…ヴェリー・スライトリー・インクルーデッド2。ごくごく僅かな内包物が認められるものの、それは10倍のルーペで熟練した鑑定士が見て、ようやく発見できる程度の微細なもの。肉眼では、まず見分けがつかぬ。これは、人間で言えば、絶世の美女に、ほんの僅かな愛嬌のあるそばかすがあるようなものじゃな。完璧すぎてはかえって近寄りがたい冷たさを感じさせるものじゃが、このVS2という等級は、ある種の人間味というか、温かみ、親しみやすさを感じさせる。それでいて、ダイヤモンド本来の輝きを損なうものでは全くない。むしろ、この僅かな個性が、この石だけのものという、唯一無二の証となるのじゃ。わしの作る伊賀焼の蹲(うずくまる)にも、時折、窯の中で灰が降りかかり、自然釉(ビードロ釉)となって景色を作ることがある。あれもまた、計算し尽くされた美しさとは異なる、偶然が生み出す「味」じゃ。このVS2のダイヤモンドにも、そんな自然の息遣いを感じる。
「Cut: VERY GOOD」…ヴェリー・グッド。ダイヤモンドの輝きは、原石の質もさることながら、このカットの良し悪しで大きく左右される。どんなに素晴らしい原石でも、カットが悪ければ、その石は死んでしまう。この石は、熟練の職人が、数学的な計算と芸術的な感性を駆使し、丹精込めて研磨したのであろう。光を最大限に取り込み、内部で複雑かつ効果的に反射させ、見る者の目を射るような強い白い輝き(ブリリアンス)、虹色の光彩(ディスパーション、ファイアとも言うな)、そして表面のきらめき(シンチレーション)を、見事なバランスで生み出しておる。これはもはや、単なる宝飾品ではない。光の彫刻、光の芸術じゃ。わしが轆轤を回し、土くれに命を吹き込むように、カッター(研磨職人)もまた、このダイヤモンドに魂を込めたに相違ない。その一削り一削りに、美への執念が感じられる。
「Fluo. MEDIUM BLUE」…蛍光性、ミディアムブルー。これは、ブラックライトのような紫外線を当てると、ダイヤモンドが中程度の青みがかった光を発するという性質じゃ。太陽光にも紫外線は含まれるから、日中の屋外などでは、このダイヤモンドが僅かに青みを帯び、より白く、より輝きを増して見えることがあるという寸法じゃ。これもまた、この石が持つユニークな個性の一つじゃな。中には蛍光性を好まない、通人気取りの御仁もおるやもしれんが、わしは、この僅かな青みが、Dカラーの純白さをさらに引き立て、どこか幽玄で神秘的な雰囲気を与えておるように感じる。まるで、夏の夜、月光を浴びて静かに輝く、庭先の朝顔の露のようじゃ。あるいは、澄み切った冬の夜空の、星々の冷たい光とも言えようか。
「脇石は…ほう、0.13ctとある。そして、素材はPt950…プラチナ950か。純度が高いのう。地金にも手抜きがない。好感が持てる仕事じゃ」
わしは鑑定書から顔を上げ、再び指輪を様々な角度から眺めた。メインのダイヤモンドを支えるアームの部分には、メレダイヤ(脇石)が合計0.13カラット、チャンネルセッティングという技法で、まるで一筋の光の帯のように、滑らかに埋め込まれておる。この脇石たちが、中央に鎮座する「星」を一層引き立て、あたかも天の川がその周囲を流れるようにキラキラと輝いておる。派手すぎず、地味すぎず、実に上品な佇まいじゃ。これぞ日本の美意識、「用の美」と「飾りの美」の絶妙な融合じゃな。計算され尽くした配置。主役を引き立てる脇役の、見事なまでの自己抑制。これは、茶事における半東の役割にも似ておる。
「この指輪は…やはり、婚約指輪ですかな?」
「はい、左様でございます。前の持ち主様は、大変お幸せなご家庭を築かれたと伺っております」と佐竹の旦那。
婚約指輪。二人の人間の愛の誓い。未来への約束。なんと甘美で、そして厳粛な響きじゃろうか。わしのような偏屈爺には、もはや縁遠い世界の言葉じゃが、この指輪を見ていると、遠い昔、若かりし頃の淡い恋の記憶や、友人の晴れやかな結婚式の情景などが、不意に胸をよぎる。この小さな輪に、どれほどの夢と希望が託されてきたことか。
わしは、この指輪をじっと見つめながら、しばし物思いに耽った。
この0.456カラットのダイヤモンドは、地球の奥深く、マントルと呼ばれる灼熱の世界で、想像を絶するほどの高温と高圧に何億年もの間耐え抜き、炭素原子が完璧な結晶構造を成して生まれた、奇跡の産物じゃ。それが、ある時、キンバーライトやランプロアイトといった特殊な火山活動によって、マグマと共に地表近くまで猛スピードで運ばれ、人の手によって採掘され、数多の原石の中から選び抜かれ、そして今、こうしてわしの目の前で、悠久の時を閉じ込めたかのように、静謐な輝きを放っておる。この一個の石の中に、地球46億年の歴史と、人類の文明の叡智と、そして職人の魂が凝縮されておるのじゃ。
そして、このダイヤモンドを抱くプラチナPt950。プラチナは、その産出量の少なさ(有史以来採掘された総量は、金に比べて僅か30分の1程度とも言われる)と、化学的に極めて安定し、永遠に変色したり変質したりしない性質から、「永遠の愛」を象徴する金属として、婚約指輪や結婚指輪に最もふさわしいとされる。そのしっとりとした、どこか奥ゆかしい白い輝きは、ダイヤモンドの鋭い光を優しく包み込み、全体の調和を高めておる。この指輪の地金も、純度95%のプラチナ合金で、しっかりとした重みがあり、指にはめた時の満足感は格別であろう。鑑定書には、この指輪の総重量として4.63グラムと記されておるな。軽すぎず、重すぎず、指にしっくりと馴染む、絶妙なバランスじゃ。まるで、長年使い込んだお気に入りの茶碗が、手に吸い付くように馴染む、あの感覚に似ておる。
「星の砂、というブランドは、確か日本の老舗じゃったな。名前だけは聞いたことがあるが、実物を見るのは初めてじゃ」
「はい、先生。その通りです。HOSHI no SUNAは、日本の女性の指の形や肌の色を長年にわたり研究し、最も美しく、そして心地よく身に着けられるデザインを追求していると聞いております。派手さを競うのではなく、持つ人の品格を引き出すような、そんなジュエリー作りを目指しているとか」
なるほど。だから、この指輪にはどこか奥ゆかしさと、凛とした気品が共存しておるのじゃな。西洋の宝飾品のような、これ見よがしな自己主張の強さではなく、持つ人にそっと寄り添い、その人の内面的な魅力を、静かに、しかし確実に照らし出すような、そんな奥ゆかしさと優しさを感じる。それはまるで、雨上がりの庭に咲く、一輪の白百合のようでもある。
わしは若い頃、北大路魯山人先生の器に魂を鷲掴みにされ、この道に入った。先生は、食と器は一体であり、料理を盛って初めて器は完成すると常に説いておられた。旨い料理は、それにふさわしい器に盛られてこそ、その真価を最大限に発揮する。この指輪もまた、同じじゃ。ただ美しいだけではない。これを身に着ける人がいて初めて、その美しさは完成し、その真価が光り輝くのじゃろう。
どんな女性が、この「星の砂」をその指に飾るのだろうか。
きっと、Dカラーのダイヤモンドのように、心が清らかで、一点の曇りもない、太陽のような笑顔を持つ人に違いない。VS2のクラリティのように、人間的な温かみや、時にはお茶目な一面も持ち合わせているが、その内面は磨き上げられた知性と、揺るぎない品格を備えている。そして、末広がりの0.456カラットが示すように、その人の未来は希望に満ち溢れ、多くの幸せが、まるで星の砂が舞い降りるように、次々と舞い込むであろう。サイズは10号か。日本の女性の平均的なサイズと聞くが、この指輪を選ぶ人は、きっと指もすらりと美しいに違いない。
わしは、この指輪を見ていると、極上の食材に出会った時の、あの胸の高鳴り、魂が震えるような感動を思い出す。
例えば、冬の日本海で、荒波にもまれて身の締まった、釣り上げられたばかりの寒ブリ。あの銀色に妖しく輝く皮目、包丁を入れれば現れる、淡い桜色の美しい身。それを厚めに切り、山葵をほんの少し乗せ、土佐醤油をちょんとつけて口に運んだ時の、舌の上でとろけるような上質な脂の甘みと、しっかりとした身の旨み。あれはまさに口福、至福の瞬間じゃ。このDカラーダイヤモンドの、一点の濁りもない輝きは、あの寒ブリの最も美しい、光を反射する部分の輝きにも似ておる。
あるいは、春爛漫の京都、朝霧がまだ残る竹林で掘りたての筍。穂先は柔らかく、根本はシャキシャキとした歯応え。それを米糠と一緒に大鍋で丁寧に茹で上げ、アクを抜き、えぐみを消し去る。そうして初めて現れる、筍本来の繊細な香りと、ほのかな甘み。それを、若布と合わせて若竹煮にするか、木の芽をたっぷり使って木の芽和えにするか、それともシンプルに焼き筍にして、塩と酢橘で味わうか。ああ、想像しただけで、腹の虫が騒ぎ出すわい。このダイヤモンドの純粋さは、そんな旬の食材が持つ、混じりけのない、ありのままの生命力に通じるものがある。
陶芸の世界でもまた、最高の素材と、最高の技術、そして何よりも作り手の熱い魂が込められて初めて、人の心を打ち、長く愛される作品が生まれる。
わしが好んで使う信楽の荒々しい土。あの土の持つ力強さ、可塑性、そして炎との相性の良さ。それを轆轤の上で、一心不乱に引き上げ、形を作る。そして、登り窯に詰めて、松の割木を使い、何日も何日もかけてじっくりと焼き上げる。その過程で生まれる伊賀焼の蹲(うずくまる)や花入れの、あの豪快な景色。焦げ、石ハゼ、そして窯の中で灰が溶けて流れた自然釉(ビードロ釉)の、エメラルドグリーンの輝き。それらは、このダイヤモンドが持つ、地球の奥深くで育まれたエネルギーと、人間の手による研磨の技、そして、ある種の偶然が生み出す、予定調和ではない美しさと、どこか深く通じ合っておるように思えるのじゃ。
この「星の砂」の指輪は、単なる高価な装飾品ではない。これは、一つの完成された芸術品であり、持ち主の物語を刻むための舞台であり、そして未来への輝かしい希望を象徴する灯火じゃ。
「星の砂」というブランド名も、よくよく考えてみれば深い意味が込められておる。星の砂とは、元を辿れば有孔虫という小さな生命体の殻のことじゃが、その一つ一つが確かに生きていた証。そして、夜空に輝く無数の星々もまた、それぞれが太陽のように自ら光を放ち、悠久の時を刻んでおる。この指輪は、そんな無数の星々の中から選び抜かれた、奇跡のような一粒の星であり、それを手にする人は、広大無辺な宇宙の中で巡り合った、かけがえのない、運命的な存在なのじゃろう。
「この指輪には、どんな物語があったのじゃろうな、佐竹の旦那」
わしが呟くと、主人は静かに頷いた。「詳しくは存じ上げませんが、お聞きしたところによりますと、大変仲睦まじいご夫婦が、お互いの愛情の証として、永く大切にされておられたものだとか。ただ、ご高齢になられ、次の方にこの幸せを繋いでほしいとの思いから、ご事情があって手放されることになったと…そういうことでございます」
そうか。どんな物にも、それぞれの来歴があり、物語がある。この指輪もまた、かつては誰かの愛の証として、その左手の薬指を温かく飾り、日々の暮らしの中で、喜びも悲しみも共に見つめてきたのじゃろう。そして今、新たな持ち主、新たな物語の始まりを、静かに待っておる。それは、決して悲しいことではない。物は人から人へと受け継がれ、その度に新たな価値を加え、新たな物語を紡いでいくものじゃ。わしらが扱う古美術品がそうであるように、この指輪もまた、時を超えて価値を増し、人の想いを繋いでいくのかもしれん。それこそが、物の持つ「魂」というものじゃろう。
中国の古い言葉に「錦上添花(きんじょうてんか)」という四字熟語がある。美しい錦織物の上に、さらに美しい花を添えるように、元々素晴らしいものに、さらに良いものを加えて、その美しさや価値を一層高める、という意味じゃ。この指輪は、まさにそれじゃ。元々素晴らしい資質や魅力を持つ女性が、この指輪を身に着けることで、その輝きはさらに増し、周囲を照らす。あるいは、既に幸せに満ちた人生に、この指輪がさらなる華やかさと喜びを添える。まさに、錦上に花を添えるが如し、じゃな。
また、「千載一遇(せんざいいちぐう)」という言葉もある。千年に一度しか巡り合えないような、またとない貴重な機会、という意味じゃ。この指輪との出会いも、まさにそう言えるのかもしれん。これほどの品質、Dカラー、VS2、ヴェリー・グッドカットの0.456カラットダイヤモンド。その縁起の良い「末広がり」の石目。そして、それを引き立てる0.13カラットの脇石と、品格あるPt950のプラチナ。これら全てが、日本の美意識を体現した「星の砂」というブランドの下に、一つの指輪として完璧な調和を見せておる。このような逸品は、そうそうお目にかかれるものではない。この出会いを逃せば、次はいつになるか分からん。いや、二度とないかもしれん。
わしは、この指輪をもう一度、掌の上で転がすようにして、じっくりと眺めた。
0.456カラットのメインダイヤモンド。その周囲を飾る、まるで小宇宙の星々のような0.13カラットのメレダイヤ。合計すれば0.586カラットものダイヤモンドが、この一本の指輪に使われておる。そして、それを支えるプラチナ950の、確かな重みと品格。サイズは10号。この指輪に選ばれる女性は、きっと指まで美しいのだろうなと、勝手な想像が膨らむ。
鑑定書には「No. O2324336」という、このダイヤモンド固有の識別番号が記されておる。そして、寸法として「Size 5.03 - 5.04 x 3.05 mm」とも。直径約5ミリ、深さ約3ミリ。この、ビー玉よりもずっと小さな結晶の中に、これほどの美しさと、価値と、そして物語が秘められておるとは、改めて驚かされるばかりじゃ。それはまるで、わしが作る小さなぐい呑みの中に、宇宙の広がりを表現しようと試みる、あの感覚にも似ておる。
「佐竹の旦那、この指輪、わしが一時預からせてもらっても良いかな?もう少し、この美しさを堪能したい。そして、この指輪にふさわしい、新たな物語を紡いでくれる人を探す手伝いを、わしなりにしたいと思うんじゃ」
「もちろんでございます、先生。先生のようなお方にそう言っていただければ、この指輪も、そして前の持ち主様も、本望でございましょう。どうぞ、ごゆっくりとご覧くださいまし」
佐竹の旦那は、深々と頭を下げた。
わしは、この「星の砂」の指輪を自分の工房に持ち帰り、それから数日間、仕事の合間を見ては、飽かず眺め続けた。
轆轤を回す手を休め、土の匂いが染み付いた指で、そっとこの指輪を摘み上げ、北向きの窓から差し込む、柔らかく安定した光にかざす。すると、ダイヤモンドは、まるで生きているかのように、様々な表情を見せるのじゃ。朝の清々しい光の中では、どこまでも純粋で無垢な輝きを。午後の少し傾いた、温かみのある光の中では、情熱的で力強い輝きを。そして、夜、工房の古びた裸電球の、頼りない灯りの下でさえ、ダイヤモンドは自ら発光しているかのように、妖艶なまでに深い輝きを放つのじゃ。
わしは考えた。この指輪の真の価値を、本当に心の底から理解できる人間は、この世にどれほどおるじゃろうか。
ただカラット数が大きいからとか、有名なブランド品だからとか、あるいは換金性が高いからとか、そういう表面的な、俗物的なことだけを追い求める人間には、この指輪の持つ本質的な美しさ、地球が生み出した奇跡、職人の技の結晶、そして「末広がり」という石目に込められた、持ち主の幸福を願う深い祈りにも似た想いは、到底理解できまい。それら全てを理解し、慈しみ、愛でることのできる、真に心豊かな人にこそ、この指輪はふさわしい。
そして、わしは決めた。この指輪を、ヤフオクという、現代のいわば「電子の競り市」に出してみようと。
古美術の世界では、目利きと呼ばれる人間が、埋もれた品物の価値を見出し、それを真に求める人に橋渡しをするという、大切な役割を担っておる。ヤフオクもまた、形は違えど、同じような役割を担っておるのではないか。わしが、この指輪の素晴らしさを、わしの言葉で語り尽くし、その魅力に心から共感してくれる人が、日本のどこかに現れるならば、それはまた新たな、素晴らしい縁じゃ。この指輪にとっても、わしにとっても、そして、それを見出した人にとっても。
この指輪は、管理番号F3978として、今、わしの手元にある。
「星の砂」の婚約指輪。
縁起最高の石目、吉兆を呼ぶ「末広がり」の0.456カラット。
そのダイヤモンドは、人の手が加わっていない、ナチュラルで絶品の輝きを誇る。
カラーは、これ以上ない最高等級のD。クラリティは、実用上全く問題のない高品質なVS2。カットは、輝きを最大限に引き出すヴェリー・グッド。
脇石も合計0.13カラットと贅沢にあしらわれ、メインのダイヤモンドを一層華やかに引き立てる。
地金は、永遠の輝きを約束する、最高級のプラチナPt950無垢。
まさに「セレブリティリング」という言葉がふさわしい、圧倒的な品格と、比類なき輝きを兼ね備えた、珠玉のリングじゃ。
サイズは10号。重さは4.63グラムと、着け心地も考慮された絶妙な重さ。
そして何よりも、日本の誇る中央宝石研究所(CGL)発行の、信頼の鑑定書が、この指輪の価値を厳然と証明しておる。
これを手にする人は、間違いなく幸運な人じゃ。
いや、この指輪を手にしたからこそ、幸運が舞い込んでくる、と言った方が正しいのかもしれん。
まさに「錦上添花」。あなたの人生という美しい錦織物に、この指輪がさらに美しい花を添え、さらなる輝きと喜びをもたらす一品となるじゃろう。
「千載一遇」。この出会いを逃せば、これほどの指輪に再び巡り合う機会は、そうそうないかもしれん。まさに千年に一度の好機じゃ。
そして、「一期一会」。この指輪との出会いもまた、茶の湯の精神に通じる、一生に一度の、かけがえのない貴重なご縁じゃ。大切にしていただきたい。
わしは、この指輪を、単なる「物」として売るつもりは毛頭ない。
これは、夢であり、希望であり、受け継がれるべき物語じゃ。
この指輪が、あなたの人生の最も輝かしい一場面を飾り、末永く愛され、そしていつの日か、また次の世代へと、幸せのバトンタッチとして受け継がれていくことを、この頑固な陶芸爺は、心の底から願っておる。
この長々としたわしの独り言を読んで、もし、あなたの心が少しでもときめいたならば。
もし、この指輪の輝きが、あなたの心の奥深くにまで届いたならば。
それは、この指輪が、あなたを呼んでいる証拠じゃ。運命の赤い糸が、あなたとこの指輪とを結びつけようとしておるのじゃ。
どうぞ、この小さな、しかし無限の宇宙を秘めた星の輝きを、あなたの指に。
そして、あなた自身の、唯一無二の素晴らしい物語を、この指輪と共に、高らかに紡いでいってくだされ。
わしは、この指輪に相応しい、真に価値のわかる、心ある次の主が見つかるその日まで、この工房の片隅で、大切に大切に預かっておこう。
我が工房の、土と炎の匂いが染み付いた片隅で、この小さな星は、今日も静かに、しかし力強く、その存在を主張するように輝いておる。まるで、運命の持ち主となるべき誰かの訪れを、今か今かと、胸を高鳴らせながら待ち望んでいるかのように。
ああ、そうだ。こんな素晴らしいものを見た後には、無性に旨いものが喰いたくなってきた。
今夜は、祇園の馴染みの割烹「瓢樹(ひょうき)」にでも顔を出し、主人に無理を言って、とっておきの丹波の松茸を炭火で炙ってもらおうか。あの芳醇な香り、シャキシャキとした歯触り、噛み締めると口中に広がる秋の味覚の王様。それとも、若狭から届いたばかりの甘鯛を、鱗ごとパリッと焼き上げた「若狭焼き」も捨てがたい。皮の香ばしさと、ふっくらとした白い身の甘み。酒は、伏見の「玉乃光」の純米大吟醸が良いかのう。あの、米の旨みが凝縮された、ふくよかな味わいは、この指輪の持つ豊かさにも通じるものがある。
美しいものと旨いものは、人生に潤いと活力を与えてくれる、最高のカンフル剤じゃ。この指輪もまた、持ち主の人生を豊かに彩り、日々の暮らしに輝きと喜びをもたらす、かけがえのない宝となるじゃろう。
さて、この爺の長々とした、取り留めのない独り言も、そろそろお開きの時間としようか。
わしの頑固な審美眼に適った、この珠玉の逸品、管理番号F3978、「星の砂」の婚約指輪。
興味を持たれた方は、ぜひヤフオクのページで、その詳細な写真をご覧いただきたい。
写真だけでは、このダイヤモンドの真の輝き、プラチナの重厚な品格、そして「星の砂」ならではの洗練されたデザインの妙は、到底伝えきれぬかもしれん。しかし、その一端でも感じ取っていただければ幸いじゃ。
わしは、この指輪が、本当に価値のわかる、心ある人の手に渡り、新たな幸せの物語を紡ぎ始めることを、ただただ願うばかりじゃ。
では、これにて。ごきげんよう。
(了)
1. 一口价
出价大于等于一口价时,拍卖将立即结束,您将以一口价中标。
2. 立即出价
立即出价金额是指您能接受该拍品的最高金额,代购服务费及各种运杂费除外。我们将最高金额直接提交到JDirectitems平台上。JDirectitems平台会根据他们的规则来逐步加价。
例如:扣除运杂费您立即出价1万日元,拍品的现在价格是1000日元,如果没有人竞争,您将以1000日元中标,如果有人竞争到5000日元,您将以5500日元中标,如果有人出价到15000日元,则对方会以11000日元中标。如果结束之前,您再次出价到20000日元,则您以16000日元中标。中标的前提是没有人再出价。结束前5分钟之内如果有人出价,则自动延时5分钟,直到没有人出价为止。
3. 预约出价
预约出价是指日拍网平台会在结束之前10分钟之内将您的出价金额提交到JDirectitems平台上。由于是集中出价,您的预约出价不一定会成功。
对重要拍品,建议不要使用预约出价。
4. 多会员竞拍同一件拍品时
会员竞拍同一件拍品时,我们通常会分配不同的ID去出价,但分配的ID有可能被卖家已经拉黑而不能正常出价。
5. 卖家取消出价
1)在结束之前,卖家有权取消买家的出价,但中标之后,卖家如果取消中标,JDirectitems平台会自动差评卖家。
2)您的出价无论是被超越,还是出价成功,都是有效出价,即使卖家删除最高价让您中标也是符合JDirectItems Auction规则,请谨慎对待您的每次出价,杜绝激情出价!
6. 提前结束下架
卖家有权在结束之前下架该拍品,所有出价全部自动取消。
7. 关于弃标
Ⅰ.日拍网拍卖订单不接受任何理由弃标,必须48小时之内完成支付!
Ⅱ.一旦出价成功,出价将无法取消,请您谨慎出价!
Ⅲ.一旦成功中标,您必须全额支付该拍品(成交价+消费税+银行转账费+日本邮费+代购费)。
Ⅳ.如果您拒绝支付该拍品即视为您弃标。
Ⅴ.如果您48小时之内未支付该拍品,卖家可能会删除交易并给予日拍网恶评,这种情况也视为您弃标。
Ⅵ.弃标也必须全额支付该拍品(成交价+消费税+银行转账费+日本邮费+代购费)。
否则,日拍网有权扣除您对应比例的出价押金或保证金,出价押金或保证金低于中标拍品价格时,日拍网将扣押您的库存拍品作为赔偿。
一、海淘有惊喜,但同时也有风险,作为海淘者,您需要承担以下风险:
1.如果购买的是字画、瓷器等古美术品或知名品牌奢侈品,买家需要承担是仿品的风险
日拍网的拍品转自日本JDirectitems平台,没有能力管理约束卖家,我们只是买家和卖家之间的中介,履行中介义务,不承担卖家责任。日拍网的工作人员也不具备相关鉴定知识,无法分担此类风险。
2.收到的货品不满意或跟网页图片品相有差异(例如:卖家P图片),或日文描述没有看懂,买错了东西,无法退换的风险
如果卖家同意退换,物品寄回日本的国际邮费需要买家本人承担,日本国内寄回给卖家的邮费由日拍网承担。
3.商品在国际邮寄途中出现破损、丢失的风险。日拍网无法管控物流过程,无法替买家分担此类风险
直邮的快件出现破损、丢失的,邮寄时如果没有购买保险,日本邮局最高赔偿2万日元,如果有购买保险,按保险金额赔偿。出现破损的,需要当面做异常签收,否则买家自行承担破损的全部责任。
4.如果您的货品寄往日本本地,您在包裹签收前,请务必确认外包装是否有变形、破损、包装受潮、纸箱变色、纸箱重新封胶;商品是否破损、缺货。如有上述状况,您有权要求开封验货,以确认商品完整。如发现商品破损或少件,您务必用手机拍下破损情况,要求在快递单上写下实际情况且有权选择拒收,由快递公司来承担破损责任。并于当天告知我们,如未反馈,日拍网默认您货品完好,不承担任何责任。如果物品选择第三方物流(例如:第三方转运),请自行与第三方签订责任风险
5.如果您的包裹被退运,退运后再重新打包邮寄出现丢失、破损的风险由您本人承担,日拍网不承担任何责任。
6.对直邮的物品,以自用为原则,如果是商用请按货物进口申报,否则有走私的风险
大量邮寄非消耗类的同类物品超过一定数量(例如:500个铁壶、300台CD机、200个电饭锅等等)时,海关会认为超出了合理的自用范围而进行缉私侦查。
7.日拍网的出价ID是动态的,无法保证您一直使用同一个ID出价
例如:多人竞拍同一件拍品时、出现出价系统错误时等等,系统可能会更换ID。不同ID中标的拍品无法同捆。
二、作为代购中介方,日拍网将承担以下力所能及的风险:
1.买家付款之后,日本卖家不发货,由日拍网全额退款。
2.货品从卖家发到日拍网日本仓库途中出现丢失、损坏的由日拍网承担全额赔偿责任。
3.货品在日拍网仓库免费存储期内出现丢失,损坏的由日拍网承担全额赔偿责任。
三、日拍网的风险提醒:
1.如果您是新会员,首次出价购买工艺美术(古董收藏品)类目的商品时,系统会弹窗提醒:
“亲爱的会员,您出价的宝贝属于工艺美术品,日拍网是代拍平台,我们只是您和卖家之间的中介,履行中介义务,不承担卖家责任,您需要自己承担拍品是仿品的风险。出价之前也请仔细阅读拍卖详细页的《出价规则》、《风险》、《费用》等重要说明!”,您需要点“同意”才能继续出价。
2.卖家的好评低于100时,日拍网会弹窗提醒:
“亲爱的会员,此卖家的评价较低,可能存在诚信上的风险,日拍网只是您和卖家之间的中介,履行中介义务,不承担卖家诈骗风险。出价之前也请仔细阅读拍卖详细页的《出价规则》、《风险》、《费用》等重要说明!”,您需要点“同意”才能继续出价。
3.卖家的好评低于30时,日拍网会二次弹窗提醒:
首先“亲爱的会员,此卖家的好评低于30,可能存在诈骗风险,日拍网只是您和卖家之间的中介,履行中介义务,不承担卖家诈骗风险。出价之前也请仔细阅读拍卖详细页的《出价规则》、《风险》、《费用》等重要说明!”,点“同意”后,二次弹窗提醒“亲爱的会员,此卖家的好评低于30,可能存在诈骗风险,您需自行承担此风险,确定要出价吗?”,您需要“同意”才能继续出价。
4.卖家好评低于5时,日拍网将禁止出价,您需要联系客服,确定自行承担相关风险后解禁。
5.每次出价之前,日拍网弹窗提醒您仔细阅读《出价规则》、《风险》、《费用》等重要说明,您需要“同意”才能继续出价。
四、我们拒绝代购以下商品,简称服务外商品:
(一)禁止购买的物品
1.商品重量和体积超过各种邮寄方式限制的物品
能否邮寄请提前咨询客服。
2.根据日本的法律被限制出口的商品(如药品、活的生物)。
3.华盛顿公约或CITES公约禁止交易的物品,详细说明请参考《华盛顿公约或CITES公约》。
4.中华人民共和国禁止进境物品
①各种武器、仿真武器、弹药及爆炸物品;
②伪造的货币及伪造的有价证券;
③对中国政治、经济、文化、道德有害的印刷品、胶卷、照片、唱片、影片、录音带、录像带、激光视盘、计算机存储介质及其它物品;
④各种烈性毒药;
⑤鸦片、吗啡、海洛因、大麻以及其它能使人成瘾的麻醉品、精神药物;
⑥带有危险性病菌、害虫及其它有害生物的动物、植物及其产品;
⑦有碍人畜健康的、来自疫区的以及其它能传播疾病的食品、药品或其它物品。
5.中华人民共和国限制进境物品
①无线电收发信机、通信保密机;
②烟、酒;
③濒危的和珍贵的动物、植物(均含标本)及其种子和繁殖材料;
④国家货币;
⑤海关限制进境的其它物品。
常见禁止和限制购买的物品例如:象牙及相关加工制品、活物、动物部件(例:鲸牙,虎牙等)、龟甲、植物、香木、沉香木、檀木(例:紫檀、白檀、黑檀等)、花梨木、珊瑚类、琥珀、药品、流通货币、羽毛、纸币、蛤基棋子、仿真枪、刀具、烟(含电子烟)、酒、涉黄物品(例:影片、音像、图片、书籍书刊、BL书籍等所有涉黄周边内容)、毒品、反动报刊、皮草、貂皮、鲛皮、动物皮制衣服等所有海关禁止入境或其它一切国家禁止买卖的商品。
请参考
《中华人民共和国禁止进出境物品表》和《中华人民共和国限制进出境物品表》(1993年2月26日海关总署令第43号发布自1993年3月1日起施行)
详情请点击:http://www.customs.gov.cn//customs/302249/302266/302267/356445/index.html
(二)日本邮局无法承运的物品
含有金、银等贵重金属的物品、液体类、香水、打火机、火柴、蜡烛、木炭、电池、电池无法拆除的器物、移动电源、无线电类、蓝牙耳机、精密仪器、电脑硬盘、高压气体、救生圈、避震器、排气管、方向盘(含气囊)、化油器、油箱油罐等(含油渍)物品、带气体或带油渍物品、膏类、脂类(例:润滑脂等)、热水器、火钵类、煤气炉等(用瓦斯)、带喇叭、磁铁的物品(例:音响)、发动机或带发动机的模型、马达或带马达的模型、贝壳及贝壳镶嵌类物品(例:含螺鈿細工工艺品)、颜料、打印机墨盒、易燃易爆物品、电机、电容、粉末类。以上物品其它物流(例:FEDEX)能否邮寄请咨询客服。
日拍网的汇率采用中国银行现钞卖出价,即您人民币现金购买日元现金的汇率。
1. 购买的货品价格。
2. 日本银行转帐费。
由日拍网支付给日本卖家时发生的银行转帐费。
转帐金额 < 3万日元时,银行转帐费 = 160 日元
转帐金额 >= 3万日元时,银行转帐费 = 250 日元
3. 日本国内邮费
日本卖家将货品发送到日拍网日本仓库时发生的邮寄费。
请参考商品网页上的说明,若无说明,一般普通3KG左右的普通件700日元左右,超大件2000日元至1万日元不等。下单前有疑问的请咨询客服。
4. 国际邮费
货品的国际邮费以物流公司或邮局的实际收费为准,日拍网自有的物流渠道以网站公布的价格为准,如价格有变动,我们会在会员中心即时通知。现有邮费价格请参考附件《国际邮费价格表》。
5. 日拍网服务费
I.日拍网的服务费根据货值按以下规则分段收费。
单 件 货 值(日元) |
服 务 费(日元) |
货值 < 1万 |
380 |
1万 <= 货值 < 5万 |
1000 |
5万 <= 货值 < 10万 |
3000 |
10万 <= 货值 < 50万 |
5000 |
货值 >= 50万 |
20000 |
II.折扣条件
在仓库的货品积压低于30件的可给予服务费7折优惠。其它折扣条件见平台活动公告。
注:服务费380日元最低档不享受折扣
6. 包装材料费
日拍网的包装材料费按使用纸箱大小收费,在标准包装之外要特别加强包装的,另外加收每箱200-500日元,需特定纸箱或木箱的视成本情况如实收取。
纸箱大小(CM)
|
打包费(日元)
|
信封0*0*0
|
100
|
60*60*50
|
920
|
60*45*35
|
920
|
55*50*40
|
920
|
50*50*35
|
920
|
45*35*35
|
680
|
35*35*30
|
580
|
30*25*25
|
480
|
25*20*15
|
380
|
70*35*35
|
920
|
50*40*15
|
580
|
45*25*18
|
480
|
40*40*40
|
820
|
60*40*15
|
680
|
60*40*40
|
920
|
45*45*30
|
920
|
如果合寄打包的商品超过5件,每增加4件,加收人工费用300日元,不足5件按4件计算。
7. 跨境支付手续费
您支付的所有费用(包括货值、邮费等)需要加上2%跨境支付手续费。您可以理解为购汇手续费和国际汇款手续费。
8. 仓储费
货品到达仓库之日起,日拍网提供90天免费保管。超过90天之后,我们将按每件每个月500日元开始收取仓库保管费。如果仓库保管费超过了您货品的货值,我们有权处理该货品(转卖或废弃)。
9. 仓库特殊增值服务费
I.家具等超大件或超过30KG的物品,需要增收超重处理费 3000日元/件。
II.如果需要拍照,测试漏水等品检服务,需要增收特殊服务费 300日元/件。
Ⅲ.多件同捆打包的,总重量超过15KG时,需增收300日元/箱打包费。
Ⅳ. 如果货品是寄日本国内或日本自提,买家需要支付货值的5%的增值服务费。
Ⅴ. 已打包完成的包裹(包括退运返回日本仓库的包裹),如果您需要拆包,日拍需要收取一定的拆包费,(一个包裹拆成两个包裹收取2000日元拆包费、一个包裹拆成三个包裹收取3000日元拆包费......以此类推)
10. 海关关税
I.如果支付二时,物流选择直邮方式
如果物品被扣关,您需要自行处理海关清关,税费按当地海关要求缴纳。
II.如果支付二时,物流选择代理清关方式
根据商品的种类,您需支付货值的10%-20%不等的关税,非奢侈品类税率为10%。
11. 弃标赔偿费
日拍网不接受弃标,一旦出价成功,出价将无法取消。一旦成功中标,您必须全款(得标价含消费税+日本邮费)支付该拍品。如果您拒绝支付即视为弃标,如果48小时之内未支付得标拍品,卖家可能会删除交易,这种情况也视为您弃标。弃标也必须全额支付(得标价含消费税+日本邮费),否则日拍网有权扣除您的出价押金或保证金,出价押金或保证金低于拍品中标价格时,日拍网将扣押您的库存拍品作为赔偿。也就是不接受任何理由的弃标,必须48小时之内完成支付。
三、 订单分段支付说明
1. 支付一时,您需要支付以下费用。
商品的货值 + 平台服务费 + 预付运费 + 跨境支付手续费
2. 支付二
银行转帐费 + 日本国内运费 + 国际运费 + 仓库打包费 + 仓储费 + 仓库特殊增值服务费 - 支付一的预付运费 + 跨境支付手续费。