【サイズ】約 縦62X横30X高1.8mm
【重さ】約20.1g
【付属品】ルースケース・隕石の真正性保証書・防錆オイル
【種類】石鉄隕石 パラサイト
【発見地】ロシア連邦マガダン州ブルックベッド
【発見年】1967年6月
【セイムチャンの豆知識】
1967年6月に地質学者のF.A.Mednikov氏がマガダン地方のブルックベッドの地質調査中に272.3kgの鉄隕石の塊をヘカンドゥ川で発見しました。そこはセイムチャンという都市の近くでした。同年10月にはI.H.Markov氏が地雷探知機を使い最初の塊から20m離れた場所にて51kgの鉄隕石の塊を発見し、その標本はソビエト連邦科学アカデミーに寄贈されました。2004年に行われた新たな調査でDmitriKachalin氏が約50kgの新しいパラサイトタイプの塊を発見し、現在では石鉄隕石パラサイトメイングループに分類されていますが、以前は鉄隕石オクタヘドライトIIE-anomalousに分類されていました。イリジウムを非常に多く含んでいるイレギュラーな隕石で錆びにくいのが特徴です。
【石鉄隕石 パラサイト】
丸みのある粗粒状のカンラン石とその間を埋める鉄-ニッケル合金から出来ておりパラサイトという名前はシベリアの山中にあるクラスノヤルスク付近で発見された隕石を研究したドイツの博物学者ペーター・ジーモン・パラス氏にちなんで1772年に名付けられました。パラサイトの鉄-ニッケル部分はオクタへドライトなのでエッチングによりウィドマンシュテッテン構造が現れトロイライトやシュライバーサイトが含まれていることが多くあります。