大河ドラマ「どうする家康」で嵐の松本潤さんが演じたことで話題になった、徳川家康の教訓を書道作品にいたしました。
書道歴15年の師範です。
・横29.2cm✕縦26.2cm(色紙サイズ)
※色紙サイズの半紙に書かれた作品です。
・スタンドはついておりません。
・壁に直接立てかけるか、壁掛けにできます。
・紐は付属しておりません。
不自由を
常と
思えば
不足なし
徳川家康
「不自由を常と思えば不足なし」は、徳川家康が遺した言葉で、一見すると厳しい言葉に聞こえますが、その中には深い意味が込められています。これは、常に物足りなさを感じることなく、与えられた環境の中で最大限に努力し、感謝の気持ちを持つことの大切さを説いた言葉と言えるでしょう。
現代社会では、様々なものが手に入りやすく、快適な生活を送ることが当たり前になっています。しかし、その一方で、欲しいものが手に入らない、期待通りの結果が出ないなど、不満を感じる場面も少なくありません。この言葉は、そのような状況に直面したとき、私たちに冷静さを与えてくれます。
例えば、欲しいものが手に入らないとき、私たちは「なぜ自分だけ?」「もっと良いものが欲しい」と不満に思うかもしれません。しかし、この言葉を心に留めておけば、「今は手に入らないけれど、いつか手に入るかもしれない。それまでは、今あるものに感謝しよう」というように、考え方を変えることができるでしょう。
また、この言葉は、将来への備えの大切さも教えてくれます。常に満足せず、少しの不自由も恐れずに、将来に向けて努力を続けることが重要です。そうすることで、いざという時に慌てずに、困難を乗り越えることができるでしょう。
「不自由を常と思えば不足なし」という言葉は、決してネガティブなものではなく、むしろ、より豊かな人生を送るためのヒントを与えてくれる言葉です。この言葉を心に留め、日々の生活の中で実践していくことで、私たちはより穏やかで、充実した日々を送ることができるでしょう。