ミャオ族の伝統技法による、極細ラス点花（細点蝋染め）の藍染布です。
約50年前に制作されたもので、現在ではほとんど再現不可能といわれる最高難度の手仕事です。

本作の最大の特徴は、
一般的な蝋染めとは異なる、**“最細レベルの蝋線”**です。

・線が極めて細く、均一に保たれている
・にじみがほとんど見られない
・格子状の線が途切れず続く
・熟練工でも再現が難しい精度

この細さは、現在の職人でもほとんど制作できない領域であり、
機械印刷では絶対に出せない、わずかな揺らぎと緊張感が美しく残っています。

文様は、ミャオ族で大切にされる
生命花（太陽・命の循環を象徴する丸文様）。

意味は——
・繁栄と成長
・命の循環
・家族の継続
・守護と祈り

主に女性のスカート裾や囲い布に用いられた文様で、
日常品ではなく、特別な場面のために作られたものです。

額装すると、静謐で凛とした存在感が生まれ、
民藝・古布・テキスタイルアートを好む方に最適です。

状態について

・50年物ヴィンテージ手染め布
・経年の自然なスレあり
・藍の発色は美しく残っています

※古布としての風合いをご理解ください。

おすすめ用途

・額装インテリア（和洋どちらにも合います）
・民藝・古布コレクション
・展示・撮影用背景
・テキスタイル研究資料