漆器の銀縁(ぎんぶち)菓子鉢です。桐の共箱に、蓋には「銀縁菓子鉢」の箱書き。
菓子鉢は天然木の漆芸品で、美しい木目が透けて見える「透け感」があります。「透き漆(すきうるし)」と呼ばれる精製した漆だけで塗り重ねる「木地溜塗(きじだめぬり)」と思われますが、間違っているかも分かりません。
骨董品として購入の自宅保管品です。共箱には汚れや変色、僅かに傷が、蓋には少し反りも、共布はなく菓子鉢を包んだ薄紙は傷みもあり、相応の経年が感じられますが、桐箱内の菓子鉢は、溜塗の光沢に若干のくもりヶ所が見られますが、ほぼ無傷で良好な状態で、未使用に近いと言えます。
大きさ(㌢)重さはおよそ次の通りです。
【菓子鉢】
口径25、胴径26、高さ5.3/
重さ226㌘/
【共箱】
一辺28、高さ8.5/
重さ420㌘/
漆器の銀縁菓子鉢です。木地溜塗と思われ美しい木目が透けて見えます。
昭和、或はそれ以前と思われる骨董漆芸品ですが、ほぼ無傷で未使用に近いと言えます。漆器のお手入れの上、活用していただければ幸いです。