京の名門 じゅらく謹製 帝王紫 六通柄袋帯 立涌洋花文 金糸 正絹
お写真では色が飛びぎみで上手く写りませんが、ふっくらとした刺繍と上品な金と紫の色味がとても華やかな袋帯です。8枚目のお写真にありますように、生地は淡い薄紫がベースになります。
長さ 436cm 幅 31cm程
【正絹】
状態は締めてはおりますが
特に目立ったシミ汚れなどもなく大変良い状態です。
特殊な貝からわずかしか採れない染料の稀少価値と、色合いの美しさでアレキサンダー大王やシーザー、クレオパトラなどの伝説と共に“高貴な色”と讃えられる帝王紫(ていおうむらさき)。この帝王紫を今に蘇らせ、貴重な美を糸に託した価値のある作品です。
帝王紫は、アクキ貝のパープル腺から採れる分泌液を原料とします。
わずか1gの染料を採るために2000個もの貝を必要とする、稀少価値の高い天然染料です。
貝紫の歴史は、はるか紀元前16世紀頃、地中海で栄えたオリエント文明の中心、フェニキアにさかのぼり、その後、エジプト、ギリシャ、ローマに伝わりクレオパトラは貝紫で染めた色を王の色として船の帆などに染め、またシーザーは紫のマントを纏って王座についたという数々の英雄伝説が伝えられています。
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