【調整済※】Huller ドイツ製ファゴット Huller バスーン クルスペ

当時の西ドイツのアドラー、ソノーラなどと肩を並べていたKRUSPE製（G.H.Huller製）のファゴットです。

ヤマハが輸入していたものはクルスペ、同じ工場製ですが、
グローバルが輸入していた分はHullerブランドとして販売されていました。
東ドイツ 楓材の高級ファゴットです。

都内のダブルリード専門工房にて全体調整、メンテナンスを実施しました。
それからしばらく時間が経っておりますが、その間使用頻度はごく僅かで演奏に支障はございません。

前回調整内容
全体調整
交換必須なタンポ類の交換
接続部糸交換、巻き直し
パッキン交換
など数万円相当

一般的にファゴットに使用される木材は、古いものほど現在より良い材が使われ、じっくり乾燥させ密度が詰まっているため音色が良いとされます。
バイオリンのストラディヴァリウスと似たような理由です。

ヒューラーやクルスぺはアドラーやシュライバーに比べ、多少劣ると言われていますが、
ドイツの職人が作った名品です。
最近は中国製の廉価楽器も目にするようになりましたが、吹いた感じはやはりドイツ製、しっかりしていると感じます。

管体やメッキに使用や経年による一部痛みがあります。
リペアしてから時間が経っているものの、その間ほとんど使用しておらず、試奏時に演奏には支障ありません。

付属品
ハンドレスト
ケース（痛みあり。左側のロックの調子が悪いです）

良い材が使われている古き良きドイツ製のファゴットです。

ファゴット自体の価格も高騰しており、メンテナンス済みのドイツ製ファゴットとしてはお安くしておりますので、どなたさまもぜひご検討ください。
多少であればお値引き可能です。