難しい 説明になりますが
4世紀にわたる歴史と伝統 今に伝える先人の巧ちな技
肥前 有田焼 伊佐見焼
平戸焼き 鍋島焼き 伊万里焼 唐津焼き の器の由来
北九州に移住した朝鮮 陶工の1人である 李参平が 有田 泉山今の佐賀県に白磁の原石を発見し
上白川 天狗谷の窯で磁器の焼造に成功したのは1616年のこととされている
これは日本における磁気の始まりで その後 肥前一帯に多くの磁器 釜が興り
唐津に代わって 有田が陶業の中心になった
17世紀前半 寛永期頃 有田 の
酒井田柿右衛門が 明末五彩の
手法を学んで 赤絵 色絵 磁器 を創出した
これは間もなく オランダ東インド会社の大量買い付けによって ヨーロッパに送られ以後 有田の 赤絵は盛んに海外に支出されるようになった
また 有田の磁器は 伊万里今の 佐賀県の港から盛んに国内各地に送られたので 伊万里焼の呼称が起った
一方鍋島藩佐賀県では藩窯を設け最高の技術を尽くして鍋島焼き が創出した
柿右衛門 伊万里 鍋島の磁器は日本の磁器を代表するものである 有田の磁器 生産はやがて 他の地方にも 波及した
出品した器を見ましたら5種類の絵柄が書かれております
まず 一つ目と2つ目は菊の絵柄も入っておりますが 芙蓉になっております
金彩で描かれているところと
普通の色で描かれてるところがあります
どの器も全体が調和されています 下は土器 そのままの状態のような地肌です
3つ目はボタンの絵柄に似ておりますが つぼみが芙蓉と違うので 多分 芙蓉の花だと思います
手書きで全体を考えて 金彩を用いております
ボタンと芙蓉の絵柄がとてもよく似ておりますので蕾でみわけておりますが 見分け方が少し分かりづらいです
4つ目の絵柄は クレマチス テッセンです5つ目の絵柄は架空の絵のような絵柄で 少し私には分かりません とにかく手書きで全体のバランスがよく他では見たことのないような湯のみです とても豪華でどこに出しても恥ずかしくないような器です
以前にテレビで 清窯というの見たことがあります 多分その窯だと思います
口径8cm 高さ8.5cm
箱はあります