正絹
身丈 128.5cm
裄丈 57cm
袖丈 65.5cm
前幅 20cm
後幅 27cm
小葵の地紋を淡い朱鷺色のグラデーションとやや青みの赤の市松に染め、そこに几帳や四季の花や薬玉、大きな菊の描かれた華やかで愛らしいアンティークの少女向きの小紋です。
几帳は貴族の邸宅で使われていた物ですので子どもの生活が豊かであることを、薬玉は厄を避けるとされており子どもの健やかな成長を願う柄です。
古典的でおおどかな王朝風の柄ですが、地の市松やカラフルな線の大きな菊に子供らしいポップさもあり、とてもバランスの良い着物です。
型染め友禅かと思いますが、細かな柄のグラデーションが美しく当時の職人さんの腕の良さが窺われます。
八掛も表と同じ生地が使われており贅沢です。
しっとりとした錦紗の生地はしなやかで軽く着心地も抜群です。
仕立ててから使用していないのか仕立て直しをしてから着ていないのか、しつけ付きのお品です。
袖口や後ろ身頃にわずかにシミ、胴裏に白っぽい小さな汚れがありますが、ほとんど目立たずアンティークの子ども物としては美品と言えそうです。
7歳の七五三をアンティーク着物でとお考えの方、いかがでしょうか?
ご希望の方がいらっしゃいましたら袖丈の近い同時代の長襦袢もおつけします。
素人の検品ですので寸法の間違い、小さな傷汚れの見落としなどあろうかと思います。
古い品、アンティーク着物にご理解頂ける方に。