スペイン・バルセロナで活躍する現代作家・山本正文さんの銅版画です
余白を活かしたミニマルな表現が海外では「禅画のよう」と、
その日本人ならではな感性が高く評価されている作家さんです
銀座の老舗画廊・日動画廊でお取り扱いされていた作家さんで、
本商品裏には日動画廊のシールが貼られています
リビングに飾っていたときは、ぼんやりとこの画を眺めていると
瞑想している感じで心が澄み渡るような想いになりました
日常的に傍にあって飽きがなく、「うるさくない」良い画です
作品名は「気球」
楽天などのサイトでは、
同様の作品が10万円オーバーで今もお取り扱いされています
サイズ(約)
69×57.5×2.2cm
フレームは小傷程度で全体的に状態は良いかと思います
以下、関連サイトから引用ーーーーーー
山本正文
1947年山梨県生
千葉工業大学建築学科卒業。
バルセロナ工芸応用美術学校版画科在籍。
詩画集をボンヌ・フォア、ミシェル・ブトール、ジョアン・ブロッサ、ペレジン・フェレール、アントニオ・ガモネダ、フェリッペ・ベニーテス・レイエス、ルイス・ガルシア・モンテーロ、チャンタル・マイヤール、エバ・ヴェイーガ(その他多数の詩人)らと出版しました。
現在、バルセロナに居住し作家活動を行っています。
【作品制作の現場から】
ガウディー設計のビンセンス邸がある山の手のバジラナ通りから1995年に現在の場所、旧市街のアヴィニオ通りにスタジオを移しました。 港より150m程の所に位置し、ヴァカンスシーズンに入ると、狭い通りですがカテドラルから港に下る多くの観光客であふれかえります。
スタジオは3つのスペースに区切ってあり、入り口に近い最初のスペースは作品収蔵庫とタブロー制作用に間口を4mまで拡張出来る240×120cmの水平可動式イーゼルが2枚取り付けてあります。
2番目のスペースはプレス機が2台置かれ、インクやローラー等刷りの為の 器材が散乱しています。
そして、一番奥の製版や立体などを制作するスペースは、外界と完全に遮断されアヴィニオ通りの喧噪も聞こえてきません。聞こえるのはバルセロナの守護神を祀ってあるバロッコ様式のメルセ教会の鐘の音だけです。
そこで終日、私は静寂と沈黙が支配する空間で、自分がこの地に生きた痕跡を残すために、黙々と孤独な制作を続けております。(山本正文)