中国のこういった壺は上下別々のパーツを作り、
それを接合するのですが、
清朝半ば〜後半頃からはろくろ成形に変わります。
本品もろくろなので、
時代はその頃だと思います。
磁州窯あるいはその周辺窯としておきますが、
なにせ中国は圧倒的な窯数を誇りますので、
簡単に断定はできません。
それはともかく、
この小壺は茶碗にもなるサイズ。
厚ぼったい造りで、手取りは重いのですが、
愛おしさすらこみあげてくる姿です。
白化粧土をかけた上に透明釉をかけてあるので、
いわゆる粉引の技法です。
コーヒー紅茶、ロック、抹茶、
いろんな楽しみ方ができます。
当方ではいまは抹茶碗として使っています。
口縁に欠け、高台内に窯ワレあります。
漏れはありません。
古いものですので時代なりのスレ疵汚れ等あります。
箱はありません。
口径 約7.7〜8cm前後
高さ 約6.5〜7cm前後
画像やや暗めです。
画像でわかりにくいですが全体にうっすら貫入があります。
口縁には施釉がありません。
サイズはおおよそです。
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。