桜の花をセンターに据え、桜の樹と瓢箪と的のまん真ん中を射抜いた縁起の良い当たり矢をねじり模様に描いた小畑焼磁器の印判の小皿6枚です。
小畑焼は窯元で手作りした銅版を使用していましたが、明治後期に岐阜県の土岐からレディメードの銅版を購入して使用し出しました。レディメードですので各地の窯業地で同図の製品が作られています。
この皿は地元の旧家で使用されていたもので、同色の皿が小畑焼の窯元で焼かれていました。参考画像は窯跡のご所有者のご厚意で撮影しました。
一枚の縁を精査すると経年使用のホツレの丁寧な直し、全体に窯焚きの際のくっ付きか経年使用によるのかは不明ですが底に小さなホツレがありますが、ご使用には問題ありません。
直径11.2㎝
古い地方磁器にご興味のある方、傷や汚れを許容していただける方、よろしくお願いいたします。