Bowers & Wilkins 683/S2
3Way・フロア・バスレフ型
ユニット:
高域:25mm アルミ・ドーム
中域:150mm ウォーブン®・ケブラー®コーン
低域:165mm×2 アルミ・コーン・ベース
クロスオーバー:400/4kHz
最大出力音圧:89 dB
インピーダンス:8Ω(最小3.0Ω)
周波数特性:30-50kHz(-6dB)
キャビネットサイズ:
W190×H985×D364(mm) / 27.2kg
希望小売価格:140,000円(1本・税別)
私が多くのオーディオ製品を購入している、
大阪 逸品館での本スピーカーの視聴テストの結果を以下抜粋します。
始めに
68* S2 Seriesの概要
600シリーズとしては5世代目になる新型68* S2 Seriesは、上位機種の技術を継承し「CM10」が搭載するダブルドーム・ツィーターが採用されるなど、従来モデルを超える内容となっています。
今回,バッフルマウント方式のツィーターにフローティング構造を採用するのは、B&Wとしてこのモデルが最初になりますが、ツィーターと本体キャビネットの共振を防いだことで、音像を極めてシャープにすることができたと説明されています。
斬新かつ合理的な設計が施された、68*S2 Seriesのサウンドは「CM10を除く全CMシリーズを超えた」と評されています。
以下、683/S2 音質テストの結果
中低音は非常に分厚く量感があります。このクラスのスピーカーとしては、驚くほど低い周波数帯域まで再現されます
683/S2の良さは、高域がキツくないこと。そして、再現される音に色彩があることです。この点が従来のB&Wよりも改善されています。さらに中高域の濁りが低減し、空間の見通しも良くなりました。
音の広がり感、細やかさ、重なりの分離感、ピアニシモから一期にフォルテシモへ移行する時のエネルギー感のリニアな再現性、あらゆる部分で精密な音を聞かせてくれます。優秀な録音をされたディスクを鳴らすのが、683/S2には最も相応しく、その素性がモニタースピーカーであることを強く感じます。
683/S2の美点は、高域の繊細さと透明感の高さにあると思います。そしてその高域の良さをさらに引き出している、低域方向への伸びやかさでしょう。
形状...トールボーイ型