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こちらは、翡翠の玉があしらわれたアンティークのかんざしとなります。
翡翠は古来より、魔除けや幸福を呼ぶ石とされ、和装の装身具にも多く用いられてきました。
その名前は、美しい羽を持つ鳥「翡翠(かわせみ)」に由来し、「翡」は赤い羽、「翠」は緑の羽を表します。
翡翠石の鮮やかな緑がこの翠の羽に似ていることから名付けられました。
中国では「玉(ぎょく)」として皇帝や貴族に愛され、日本でも縄文時代から勾玉として使われ、
魔除け・長寿・繁栄の象徴とされてきました。
簪に翡翠をあしらうことは、美と守りの力を髪に宿すという意味を持ち、格調高い装いとされております。
アンティークならではの風合いが魅力で、落ち着いた雰囲気の中にも翡翠の玉が印象的に映えるデザインです。
かつての花街に生きた芸妓や舞妓たちは、装いの細部にまで季節を映し込む粋を大切にしておりました。
中でも夏の翡翠簪は、涼やかさを演出する美の道具として重宝されていたのです。
艶やかな翡翠の緑は、暑い盛りの空気の中に一筋の清涼をもたらし、
見る人への気遣いとして、目にも心にも涼を届けてくれました。
また、翡翠には魔除けや長寿の意味もあり、花街という華やかでありながらも厳しい世界に生きる女性たちにとっては、
身を護る願いを込めたお守りのような存在でもありました。
夏の夜、灯りの下でゆらめく翡翠の輝きは、涼しげで、どこか儚く、
彼女たちの立ち振る舞いに、さらなる品と陰影を添えていたことでしょう。
粋な装いの中に映えるお品です。
コレクションとしておすすめします。
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