◇小出 粲(つばら)
幕末明治歌人(宮内省御歌所寄人)旧石見浜田藩士
(江戸詰浜田藩士松田三郎兵衛の二男のち同藩の小出修吉の養子となり藩主の近習を務む)慶応1年浜田藩美作国久米北条郡領地移転に伴い、同郡里公文(現津山市)に居住。朱子学を同藩儒者飛田春仙に、歌学和歌を肥前島原藩瀬戸久敬に学んだ。同門に伊東祐命がいる。
維新後明治10年宮内省に入り宮内省文学御用掛、御歌所寄人や主事等歴任し、歌集の編纂にも携わる。絵画や武芸等にも通じ、絵画 彫刻 囲碁 槍術らも得意とした。
明治35年歌誌「くちなしの露」を創刊。
旧派ながら新味のある歌風で知られた御歌所派の代表的歌人の1人。
中島歌子の歌塾「萩の舎」指導的立場で、樋口一葉を歌人として高く評価。
本姓)松田。号)梔園等。前名)新四郎
◇著作等『久知那志の花』明治24年刊行
『くちなしの露』『あさぎぬ』「小出粲翁家集」
天保4年〜明治41年没75歳
◇歳暮祝 ほどほどにたれもゆたけき年ならん 市にはうれぬものなかりけり 粲
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