限定500冊 「孤舟の世界」 付属
このへら鮒釣り竿は日本の文化遺産資料です。
初代孤舟が旭匠時代に制作した生涯唯一1本だけ製作した「吾妻式」(極硬式)の竿になります。
初代孤舟(旭匠)が鶺鴒調子第一号を制作する寸前に唯一制作した竿です。
今回出品竿に付属の本「孤舟の世界」「旭匠、孤舟銘作品抜粋録」をご覧になれば、その制作順番がご理解頂けます。
初代孤舟(旭匠) 羽田鉄五郎が他界後に息子である二代目孤舟 羽田正志が500冊限定で自費出版した、初代孤舟(旭匠)の制作記録紹介本「孤舟の世界」に、今回、出品の「吾妻式」の竿は、この本に付属されている「旭匠、孤舟銘作品抜粋録」に正式に記録されています。
初代孤舟(旭匠)が唯一制作した証とする為に、500冊限定の「孤舟の世界」を付属致します。
コレクションとして唯一心残りは、二代目孤舟に制作依頼した竿袋の表記が「吾妻式」では無く、「安津満式」と書記されてしまった事です。
この「吾妻式」の竿は、初代孤舟(旭匠)にしては珍しく制作年号が入っていません。販売を考えていなかったのでしょう。
しかし、初代孤舟(旭匠)「孤舟の世界」付属の「旭匠、孤舟銘作品抜粋録」によれば、
「安津満式」に155寸の作品はなく、「吾妻式」だけが155寸でした。
知り合いの書道家に確認した処、「吾妻式」との記載が確認されています。
漆の色が違い同じ黒漆なのですが、
とても深い黒色です
1951年製作の竿としては、最高のコンディションを保っています。
へら竿:竹製へら竿
竿の状態:購入以来未使用
骨董美術品、歴史的文化財、コレクション用
竿師: 旭匠 (初代 孤舟)
竿種類: 自然竹製 へら竿
脇名: 秘別選 吾妻式
竿長: 155寸( 約465cm)
竿仕舞: 黒節巻 5本継 2本仕舞
握り:漆綿握り
仕上 : 本漆 (特別選別漆)
仕舞い寸法: 109cm
穂先径: 最太部3.7mm 最細部mm
手元径(握りの上部): 11.4mm
竿調子: 吾妻式調子=極硬式鶺令調子
竿材:竿元と元上は古矢竹(穂持ちと穂持ち下は高野竹)
穂先材: 竹削り穂 (巻糸あり)
大変細い穂先です。勿論、旭匠(初代孤舟)の手作り削り穂です。
付属品: 純正竿栓 、脇銘違いの旭匠竿袋(二代目製作) ※掲載写真のみ。
マイナスポイント: 脇銘違いの竿袋