伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と革新的な技法の習得により新境地を切り開いてきた「龍村平蔵」の本袋帯です。
龍村平藏の代表作品ともいえる、きらびやかで重厚感が特徴の錦織は金糸・銀糸など多彩な色糸が用いられ、美しく洗練されたその模様は他の帯にはない高級感を演出してくれます。
特に初代龍村平蔵の、これまでの帯にはなかった立体感と色彩の表現は芥川龍之介や昭和天皇にも認められるほどです。
銘 春正芒文錦(しゅんせいすすきもんにしき)。
名物裂の一つで帯地に芒を配した錦です。
この芒は、江戸初期の蒔絵の名工である山本春正の作品に見られる芒を表現しています。山本春正(1610~82)は京都在住の蒔絵師で、和歌などの文学にも明るく、春正蒔絵とよばれる著名な研出蒔絵を残しています。
金糸と淡い緑の織りの技と美しさが際立つ龍村裂の作品です。
界切線や二重線が鮮やかなのがたつむら帯の特徴で、着用してても龍村の存在感をアピールできます。
訪問着や付下げ、色無地などのフォーマルのお着物にピッタリですのでご愛用いただければ幸いです(^^)
●色:
黒色
●サイズ:
長さ 約434cm
幅 約30.5cm
素人の採寸ですので若干の誤差はご了承ください。
●素材:
正絹(金属糸除く)
●状態:
軽く着用してありますが綺麗で状態は大変良好です。
美品ですが中古品ということをご理解いただいた上でご購入をお願いします。
●その他、注意事項:
お使いのモニターによって見える色に違いがありますので、微妙な色を追及されている方はご注意ください。
【 #龍村平蔵 】
1894年初代龍村平蔵が龍村美術織物を創業
1921年初代龍村平蔵は正倉院宝物裂、法隆寺裂など、名物裂の研究に着手する
1938年ベルリンで開かれた第一回世界工業博覧会に丸帯「威毛錦」を出品、「金賞」受賞
1955年株式会社龍村美術織物を設立
1956年初代龍村蔵が「日本芸術院恩賜賞」受賞
初代龍村平蔵が「紫綬褒章受章」受賞
1960年初代平藏が財団法人大日本蚕糸会より「恩賜賞」を受賞
1966年二代龍村平蔵を襲名
1956年三代平蔵を襲名
三代平蔵が財団法人大日本蚕糸会より「蚕糸功労賞」を受賞
2006年四代平蔵を襲名
他にも多数出品中です♪
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