漆塗り猪口(こぶくら)
※まとめ買い可能です
日本一の漆の産地、岩手で製作されたぐい呑です。
塗師でもある漆掻き職人が自分で採取した漆を精製し、塗った逸品。
木地は定評のある金沢の木地師が手掛けました。
漆だけを5回塗り重ねた、質実剛健、素朴で実用的な酒器です。
直径8.0cm 高さ6.0cm
材質:トチ(国産)、国産漆
素材...漆器
三浦春馬さんは浄法寺塗についてのコラムで、「ウルシの木は自らの命と引き換えに漆を与え、その漆が漆器という新しい命となり、人の手に届き、受け継がれていく。自分もこの身を削る…といったら美化しすぎかもしれませんが、体や心を使って表現することで、そんなふうになれたら」と書いています。
さらに、「ウルシの木は近くにいるだけでかぶれるからと遠ざけられ、切り倒されるそんな定めの木。けれども接着剤になり抗菌作用を持ち、実用だけでなく芸術や歴史的な文化遺産にも用いられていて、ウルシってなんて神秘的で奥深く、切ない木なんだろう」と。
短いコラムで端的にウルシの本質を捉えた文章を書かれていることに驚きました。
優しさと克己心が感じられるだけに、亡くなられたのは本当に惜しいことです。
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