狐の夢を見ました。
狐が光になり、ある人の元へ飛んでいき、全てを炎で焼き尽くすという夢です。

お金を騙し取られたり、体を弄ばれたりしていた相手が私にはいました。
その相手の大切なもの全てを炎で焼き尽くすという夢でした。
目が覚め、そんな事が本当に起こればいいのに、と心から願いました。

その日、何気なく立ち寄ったお店で、狐の置物を見つけました。
夢で見た狐に似ていた事で、きっとこの狐は私を助けてくれるんだ、とすぐに思いました。

部屋に帰り、狐の置物に語りかけました。
復讐をしたい、
あの人を絶対に不幸にしてやりたい、
大事なものを全部奪い取ってやりたい、
と心の奥から思いました。

狐は、わかったと言ったように私には見えました。

数日後、その人は牢屋の中に入る事になりました。
おそらく、私だけではなく複数人から恨みをかっていたのでしょう。

聞くところによると、お金はまったく持っておらず、借金まみれの生活だったようで、人を騙しながら生活を送っていたようです。

心がスッキリした私は、
もう大丈夫、ありがとうと語りかけました。

もう復讐ではなく、狐さまの守りと幸福の側にいるんだと思いました。
それからもお狐さまの置物を神様のように大切に扱いました。

不思議と前よりも少しずつ、お金が増えていき、人間関係に悩まされる事もなく、今ではかなり豊かな暮らしです。


▲狐は神の使いとされています。
狐は古くから、善悪を見抜く精霊のような存在として人の寿命や、作物の収穫量といった未来を予知したり、人を化かしたりする神秘的な動物と見られてきました。
五穀豊穣や商売繁盛の神様とされる稲荷神の使いである狐は、穀物を荒らすネズミを捕ることから、人々の生活に役立つ存在でもありました。

※感じ方には個人差があります

◾️お狐さまの置物
(約)7.5㎝×2.9㎝×3.1㎝