●昭和11年(1936年)、海軍より十一試艦上爆撃機の試作が愛知、中島、三菱の3社に命じられましたが、三菱は途中、開発を断念したため、愛知、中島の2社で試作機の開発が競われました。
●愛知では、全金属製低翼単葉、主翼及び尾翼の平面形は空力的にすぐれた楕円テーパー翼を採用、主脚は実用性を重視して固定脚、主翼下面に急降下制動板を装備した機体を開発し、試作機が昭和13年(1938年)に初飛行しました。
●その後の飛行試験で勝手に横転を始める不意自転、昇降舵の重さなどの問題が生じ改修に手間取りましたがライバルの中島機より速度や操縦性がすぐれたため、昭和14年(1939年)九九式艦上爆撃機一一型(D3A1)として制式採用され、大戦初期においての高い命中率を誇った爆撃による活躍はめざましいものがありました。
■ その他
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