全て手作りの掛け軸/タペストリーです。
茶色の画用紙で掛け軸の形を作り、半紙に書いた書道を貼り付けてあります。下の軸も画用紙を丸めて作ったものです。
サイズ:横12.5cm 縦34.5cm
吊るした時の紐の高さ8cm
素材:画用紙、半紙、江戸打紐
【注意】
・巻き取ることはできません。
・手作り品であることをご理解ください。
書かれてる書は「耐雪梅花麗」。
読み方は「ゆきにたえて ばいか うるわし」です。
書き下し文は、以下のようになります。
「雪に耐えて梅花麗し」
「耐雪梅花麗」は、西郷隆盛が残した漢詩の一節であり、彼の思想や生き様を色濃く反映した言葉として知られています。
漢詩が書かれた背景
「耐雪梅花麗」は、西郷隆盛が1873年に鹿児島に下野した後、1877年の西南戦争に至るまでの間に詠まれたと言われています。この時期、西郷隆盛は政府との対立を深め、政治的な苦境に立たされていました。しかし、彼は逆境に屈することなく、自らの信念を貫こうとしていました。
漢詩に込められた思い
「耐雪梅花麗」という言葉には、西郷隆盛の以下のような思いが込められていたと考えられます。
* 逆境に立ち向かう不屈の精神: 厳しい冬の雪に耐え忍ぶ梅の花のように、困難な状況に屈せず、自らの信念を貫き通す強い意志を表しています。
* 忍耐と努力の大切さ: 梅の花が厳しい冬を耐え忍ぶことで美しい花を咲かせるように、目標達成のためには忍耐と努力が不可欠であることを示しています。
* 希望と未来への期待: 厳しい冬の後に必ず春が来るように、困難を乗り越えた先には明るい未来が待っているという希望を表現しています。
漢詩が後世に与えた影響
「耐雪梅花麗」は、西郷隆盛の生き様とともに、多くの人々に感銘を与えてきました。特に、元プロ野球選手の黒田博樹さんが座右の銘としていたことで、広く知られるようになりました。黒田さんは、自身の現役生活において、この言葉を胸に刻み、多くの困難を乗り越えてきました。