未使用品 霧箱一部焼けあり
この作品は、同等品の桐共箱に東京電気株式会社選(東芝の前身)とある品があることと、更に他にも全く同じ作品(北村西望作の蓋付き硯)に昭和10年8月と刻字があった事から約90年程前となるであろうお品です。その際には名工雨宮静軒匠が指導したと記が有ります。
※石紋が、丘と海の左から右横へ流れる様に見られます。
更に丘の中央部には、石の特徴として淡い黄土色の石紋が綺麗にあり、光を当てると眼球の様に2ツがキラキラと輝いてとても個性あるお品となっています。
硯縁は10mm幅があり、硯陰は21mm幅を残して中を円形に3mm程彫り込みをしてあり、手間をかけて品格を上げています。
彫刻文字も独特で、自信ありげに力強く深く彫り込んで仕上げしています。
直径は15cmあり1kgを超す比較的大型な硯なので、存分にご活用出来る作品です。ご一考下さい。
よろしくお願いします