◎ご覧いただきありがとうございます。(できればプロフィールもあわせてお読みください)
●紅黄糸紋が入る極美石で作られた古い大型の紅絲硯になります(楕硯/9吋位/魯硯・山東省)。
民国期以前の時代硯と思われます。鋒鋩は細かく硬めの硯石ですが、磨墨や溌墨も優れていると思います。
【硯の特徴・サイズなど】
★紅絲硯 大型九吋位
(紅黄糸紋が入る極美石の天成楕硯 上質な唐木蓋付 紫布袋 魯硯・山東省産 民国期以前の古硯と思われ小キズや墨汚れあり)
硯本体のみ⇒ 約23.3×16.6×2.6cm 9吋超・約1740g
唐木蓋含め⇒ 約23.3×16.6×3.7cm 約1954g
●紅絲硯として流通しているものの多くは、よく似た色合いの「土瑪瑙の硯」というのが現状で硯面がツルツルして数十分磨っても薄墨のままということも多いのではないかと思います。
本硯石は二酸化ケイ素はある程度含んでいると思われますが、強く細かく鋒鋩が整い磨墨溌墨性もよいので、本筋の紅絲石であろうと判断しております。
●時代硯故に経年のスレ・小キズ・墨残りもありますが、それでも実用性・鑑賞性のいずれも優れた優硯だと思います。
● カメラ機能や照明の関係で、掲載画像と現物の印象の間にどうしてもいくらか差が出るかもしれませんが、予めご容赦下さいませ。