黄金色のニスが美しいワンピースバックのバイオリンです。
裏板は豪華なトラ目のメイプル一枚板です。
https://youtu.be/PxenGa1EW3k
2025/4/4追記
音を確認するための動画を追加しました。
ノーラベルだからこそ、このお値段での出品です。
弦楽器業界の慣習として同じ音、同じ性能の楽器だとしてもラベルが付いただけで価格が跳ね上がるのがざらなこの弦楽器業界の慣例に納得が行かず、私はノーラベルの良品を中心に集めています。
性能の低い楽器でも「イタリア製」とラベル(及び鑑定書)があるだけで500万円~というものが多すぎます。楽器として全く同じ性能の場合ノーラベルなら100~150万円です。
価格と音、価格と性能は全く関係がないです。
あのストラディバリウスでさえ、性能としては優れていない個体があります。要は、弦楽器は投資商品としての値付けになってしまっている側面があります。
街の楽器屋さんなどはすべてそのような値付けです。商売ですから仕方がないのでしょうが、こういった値付け方法は本質的ではないと私は考えます。
イタリア製だから音が明るい、フランス製だから繊細な音色がするなどということはありません。すべて売るためのセールストークです。
楽器はあくまでツールなので、演奏者としてはブランドに惑わされることなく、実際の音を重視すべきと思います。
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音色は乾いた木を感じさせる音で、G線が特に豊かに鳴る感じです。
柔らかい音から強い音まで音色の幅が広いため、ソロはもちろん、室内楽からオーケストラまでオールマイティに使えると思います。
オールド楽器によくある、枯れた音でパワーが無いといった楽器ですとある一定以上の強奏で音が割れたり破綻するのですが、この楽器はそういったことがありません。作りがしっかりしているのでバリバリ弾いても付いてきてくれます。
例えばフランスのJTL等の楽器が100~150万ぐらいでよく出品されていますが、それらの量産グレードですと表板がプレス加工だったりしますので経年で変形します。そもそも一生モノとして設計されていません。
そういった量産楽器ではなく職人の手でしっかりと造られたハンドメイドの楽器が良いと考えています。
こちらは表板裏板ともにしっかりとノミで手作業で削られてあります。