でんでん太鼓は伝統的なおもちゃで、昭和の時代に子供たちに広く親しまれていました。ルーツは古く、奈良時代に中国から伝わったもののようです。
持ち手のある小さな太鼓で、両面に吊るされた玉が、太鼓を回すと当たって「でんでん」と音を鳴らします。太鼓面は和紙です。
でんでん太鼓は、単なる遊び道具ではありません。
赤ちゃんの健やかな成長を願う縁起物としても大切にされてきました。
太鼓の音には魔除けの意味があるとされ、裏表のない形からは「裏表のない、丸くおだやかな人に育ってほしい」という願いが込められています。
お宮参りの際に神様から授与される品の一つになることもありました。
でんでん太鼓は、日本の文化や人々の願いが詰まった、奥深いおもちゃと言えるおもちゃです。インテリアとしても可愛いいアイテムです。
よろしくお願いいたします。