大黒天 大黒様 木彫り 置物 15cm
数十年前に知人からもらったものです。
キャビネットの中で長らく飾ってありました。細かな傷などありますが、全体的には美品だと思います。
手彫りの風合いと少し愛嬌のあり優しい顔に癒されますね。
〇五穀豊穣、商売祈願の神~大黒様の起源は?
1.身近な存在、大黒の由来
大黒様は七福神の一人で、主に豊作の神様や台所の神様として、庶民にとって身近な存在です。 しかし、元々は日本の神様ではなく、古代インドのヒンドゥー教で人の生死を司る神様として、畏れられる存在でした。
2.日本への伝来
その後、日本に伝わったきっかけは、最澄さいちょう(七六七~八二二年…天台宗の開祖)が中国より伝え、延暦寺の守護神としたことにより、日本でも大黒様が知られるようになりました。
3.大黒様と大国主命の同一視
さらに鎌倉時代に入ると、日本古来の神である大国主命おおくにぬしのみことが「だいこく」と読めるという理由から、二つの神様が同一視されるようになり、そして、やがて優しい福の神「大黒さま」として定着していきました。
4.大黒様のお姿の特徴
大黒様は、肩に袋を背負い、打出の小槌を持ち、米俵の上に座り、頭巾をかぶっているとされます。 また、打出の小槌からは仏教で全ての願いを叶えるとされる、おめでたい如意宝珠にょいほうじゅが出るとされています。