コレクション整理のため、1830年頃のフランスのオーボエ(古楽器)を出品いたします。
200年前、初期ロマン派のフランス・リヨンで製作されました。リヨンの工房はトリエベールのSystem3を踏襲しつつも保守的なフランスのバロックの美しい装飾を伴っています。
リヨンの歌劇場でビゼー、ロッシーニなどを演奏するためにLow B♭をカバーしたり、Brodのシーソーキーを採用したり目まぐるしく変化する曲調に限りなく近づけるたねの叡智が見てとれます。
なにより洒脱なデザインがいかにもフランスの製作者という感じです。
フランスオペラは元より、同時代のシューベルト、シューマン初期の演奏に向いています。もちろん、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」で用いることはまさにオーセンティックと言えるでしょう。
海外の有名オークショウハウスで4100£(768,000円)で落札しました。
実際は8%の入札権、10%の関税と保険付郵送費¥50,000がかかっているので90万円相当です。
今後、ピリオドアプローチが盛んになってくるにつれて時代楽器に注目が集まっております
歴史的な円安も相待って
この時代の演奏に耐えうる楽器が手に入ることは極めて稀でしょう。
最低音:B♭ 最高音 High F
キー:430-440Hz
※ 2023年にキータンポ交換済み
ボディ:ヨーロピアンboxwood
(キメが細かい良質のもの)
ジョイント:4本のリングは飴色に変化した最上級の天然素材です。
割れ欠けありません。全てのキータンポの調整済んでおり演奏に問題ありません。すぐに吹ける状態です。
現在はこのような商品の国家間の売買はできません。
この楽器は伝統あるオークション品ですので正式な手続きを得ています。
※時代楽器です
※200年以上前の楽器です。神経質な方、完璧を求める方は購入をお控えください
※常識の範囲でしたらお値引きもいたします