『25mm フルレンジスピーカー 新ZY8カスタム』
“再生周波数帯域が広ければ良い”
“金属ボディで重ければ良い”
“定格入力が高ければ良い”
実は良いスピーカーを選ぶ基準が間違いだらけです!
失敗したくない方は 是非最後までお読み下さい。
貴重なお時間を使うことになりますが、当方の動画と合わせても10分ちょっとです。
音の“沼”は楽しいが 恐ろしいです(^^)
人生は短い!もっと違うことにも使いましょう〜
では 本題です!
■1、再生周波数帯域が広いだけじゃ ダメです!
人生と一緒で 山あり谷ありでは歩みにくいものです。
スピーカーは音源を再現する為にあると考えた場合、低域から高域まで満遍なく我々に聞こえるよう鳴ろうと頑張ってくれます。
その為に フラットな特性が重要で、且つ広い領域を担当出来れば理想ですが、ツィーターやミッドレンジスピーカーの場合 どこまで低域を伸ばすのかを決めるのは『ハイパスフィルターHPF』です。
一見難しそうな横文字ですが スピーカー線にコンデンサーが直列で入った単純回路(一次フィルター)です。
重要なのはコンデンサーの容量で、ある程度ラベルの数字で分別できます。
3.3μF < 15μF < 33μF ハイパスフィルターHPFの場合、数字が大きい程低域は伸びます!因みに3μ3と書いてある場合は3.3μFです。
音を水道水と例えるとフィルターは蛇口です。水道管に水が満ちていても 大きく捻ってあげない限り 欲しい分は出てきません。
スピーカーがインピーダンス4Ωの場合です。
3.3μF:≧12000Hz -6dB/oct.
15μF:≧2650Hz -6dB/oct.
33μF:≧1200Hz -6dB/oct.
-6dB/oct.とは1オクターブ毎、-6dBずつ音圧が下がって行くスロープの斜度を表します。
我々人間の可聴領域20000Hzを上限とした場合、3.3μFのHPFは12000Hz~20000Hzにスピーカーの再生域を制限していることに対し、33μFのHPFは1200Hz~20000Hzをほぼ減衰させずに鳴らせます。
小数点の位置が一桁異なるだけで、正に“雲泥の差”です!
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