戦後日本の前衛的な抽象表現を追求した作家・齋鹿逸郎による、1984年制作の鉛筆画作品です。
繊細な線描を無数に重ねて構成された本作は、モノクロでありながら深い奥行きと静謐な空気感をたたえ、見る者の感覚を静かに揺さぶります。
齋鹿逸郎は1960年代から各地で個展を開催し、胡粉や膠、和紙など伝統素材を駆使しながら、抽象性の高い作品を多数発表しました。その緻密な鉛筆表現は「線の迷宮」とも称され、国内外で高い評価を受けています。
⸻
【作品詳細】
•作家名:齋鹿逸郎(さいか いつろう)
•タイトル:不明(鉛筆画)
•制作年:1984年
•技法:鉛筆画
•作品サイズ:45.5 × 44.5 cm
•額装サイズ:64.3 × 63.4 cm
•付属品:額装済(箱なし)
⸻
【状態】
•作品・額ともに概ね良好です。
•経年による微細なヤケやスレがある場合がありますが、全体として鑑賞に支障のないコンディションです。
⸻
齋鹿逸郎の緻密で時間の蓄積を感じさせる鉛筆画は、現代美術の中でも静かに深く語りかけてくる存在です。コレクションとして、また空間に静けさをもたらすアートピースとして、この機会にぜひご検討ください。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。