【ディープインパクト / 第50回 有馬記念 / 唯一の国内敗戦馬券 / 2005】
創設から半世紀。
グランプリ・有馬記念(G1)は、数々のドラマを生んできました。
スピードシンボリの連覇、トウショウボーイとテンポイントのマッチレース、オグリキャップのラストラン、ダイユウサクやメジロパーマーの大激走……。
第50回を迎えた年もまた、有馬記念のゴールにはドラマが待っていました。
1番人気に推されたのは、無敗の三冠馬ディープインパクト。
初めての古馬との対戦、決して得意とはいえない中山コースなど、いくつかの不安点はあげられていましたが、単勝オッズ1.3倍という圧倒的な支持を得ます。
ディープは3枠6番のスタートからスッと控えて後方待機、ゆったりと追走。
先行集団では、レース後に引退式を控えるタップダンスシチーがハナを切り、前へ行って味のあるオースミハルカやコスモバルクが続いたのは予想された展開でしたが、ここには、これまで追い込みに徹してきたハーツクライがいました。
直線、コスモバルクが早めにタップダンスシチーを捉えたものの、ハーツクライはすぐさまこれを交わし、内から迫るリンカーンも振り切って先頭へ。
外からはディープインパクトが懸命に脚を伸ばしてきましたが、2分の1馬身及ばず、ハーツクライがトップでゴールを駆け抜けます。
ディープインパクトが唯一国内で負けた05年有馬記念、クリスマスの衝撃。
16万人を超えるファンが詰め掛けた中山競馬場、そのスタンドに向けて高々と左腕を突き上げたのはハーツクライの鞍上クリストフ・ルメール騎手。
誰にとっても“想定外”だったハーツクライの先行抜け出し策を「馬に任せていい位置が取れた」と振り返ったルメール騎手。
いっぽう「今日は飛ばなかった」とディープインパクトの武豊騎手。
第50回有馬記念は、新たなG1馬とG1ジョッキーを生み出し、無敗伝説にピリオドを打つというドラマを見せてくれたのでした。
そんな訳でこの商品は『外れ馬券』となります。
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■画像をご覧の通り、大変古い物ですので印字の薄れがございます。
予めご了承ください。
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