染付膾皿、大中小の3兄弟です。
大きいのは、真ん中に花、その周りに松竹梅の図柄で、印判に手描きの色付けがされているようです。
色合いは、印判のところは薄くて、図柄が明るくて濃い彩色をしています。
縁は波状になっていて、おしゃれな仕上がりです。
裏を見ると、高台にへこみがありますが、カケではなくて、形成中についたもののようです。
また高台の中には、砂のような物が少し付着しています。
大きさは、直径が16cm、高さが5cmほどです。
中くらいのは、いわゆる線描きで、中央に松竹梅、周りは花、葉っぱ、実のようなものが描かれています。
色合いは、きれいな水色が主で、図柄の一部分を濃く彩色しているのがアクセントになっています。
側面が波状になっていたり、外側は蘭と思われる植物の図柄で彩られていたりする逸品です。
残念ながら、外側にニュウ、高台にわずかなカケがあります。
大きさは、直径が15cm、高さが4.5cmほどです。
最後に小さいのは、山水の図柄です。
こちらも大胆なタッチの手描きです。
染付の色合いが重厚な感じがして、大きさは一番小さいですが、存在感があります。
側面や縁が波状になっており、これもおしゃれな仕上がりになっています。
大きさは、直径が13cm、高さが4cmほどです。
3品も古い物で、黒い点や表面のプツプツなどが見られます。
気になる方はお控えください。
古き良き物がお好きな方、よろしくお願いいたします。