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近年惜しくも他界されました、うるま市石川の照屋勝武作の江戸與那城型三線。江戸與那城と一口で言っても一般的な三線ではなく、依頼者である野村流音楽協会元会長様の特注で制作された一丁。知人が所持していた戦前作の昔三線の江戸與那城型があり、その風貌に惚れ込んだ会長はその三線をお借りした後、照屋三味線店へ持ち込み現場監督をしながら製作してもらった。一本目が仕上がったが納得がいかず、二本目を依頼。しかしそれでも完全復元ではなかったため、三度目の正直として三本目の制作を依頼し漸く納得のいく復元ができた。それが今回ご紹介する江戸與那城型三線の完成までの経緯である。丸みを帯びた天、落ち着きのある鳩胸、野面の卵形の丸み、縦長ね厚めの芯には大中小の三つ穴と、戦前作の江戸與那城の特徴を捉えた素晴らしい作風となっている。約二十年ほど前の作品のため、透明漆塗には使用感や小傷は見られるが年代の割には状態は良いといえる。棹に捻りなどはなく正常。全体に散りばめられたようなウジラミ模様が印象的な作品だ。市場推定価格は六〇万円。また本作は照屋勝武氏の遺作となっており、オーダーを受けて制作された一点品ということも加わり、他では見ることが出来ない貴重な作といえる。付属の昔人工皮張胴を装着した後、カラクイを取り付けて音色調整を行い完成までを予定しております。どうぞこの機会にご検討のほど宜しくお願い申し上げます。https://ameblo.jp/34doumakiya/