鋳鉄製の鉄瓶
金活堂造りとあります。
あまりに珍しいものだったので渋沢栄一の渋沢社史の絹産業の中から大日本蚕糸会100年史を調べてみたところ明治40年に埼玉支会が発足され、同年に第一回品評会が行われたたみたいです。
第三会品評会なので明治43年の賞と思われます。
一般的に流通している賞等は銀杯やバッチが多いと思いますが鉄瓶というのは見たことがありませんし調べても全く出てこないのでかなり珍しい物だとは思います。
その後、蚕糸会本部でも品評会という名目では8回の明治38年までしか開催されてないので埼玉支会でも数回しか開催されてないと思います。
キズ汚れありますが割れなどはありません。古い物なのでご理解頂ける方よろしくお願いします。
出処は埼玉の明治から昭和にやっていた蚕糸の工場を解体前に頂きました。
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