実家の台所で、木箱に入れられたまま
眠っていました。
おそらく昭和30年代から昭和40年代
の贈答品ではないかと思います。
専用木箱(一部厚紙)は傷みがあり、
嵩張りますので、クリスタルガラス器だけを持ち帰りました。
この作品が各務クリスタルガラスです
というキャッチコピーに
心を動かされました。世界に出しても
遜色のない優れたクリスタルガラスを
作り出そうと邁進した各務クリスタル会社の気合が込められている言葉だと
思います。
作品を仔細に眺めますと、製作工程で生じた気泡や内部の縮れ皺線などが見られます。が、紡錘形のクリスタルカットが素晴らしく綺麗です。
外径 24cm
高さ 7cm
未使用だと思いますが、小さなキズも
見られます。
夢に溢れた昭和の、
カガミの、「匠」が重厚なクリスタルガラスを生み出したのだと思います。