朝な夕な昇る大きくて優しい満月からやってくる働き者の兎。
退紅色×亜麻色で開くやわらかな雰囲気とやわらかなタッチの鳥獣戯画は、まるで大きな大きな満月からせっせと荷物を運ぶ兎の足軽がやって来るかのようでいったい何を運んでいるのかも気になるところ...。
いつものカジュアルからセミフォーマルな装いにお洒落に遊び心を添える、塩瀬“鳥獣戯画”作家物落款 正絹なごや帯です。
帯を染める時に良く用いられる生地“塩瀬”は、胴裏に使われる羽二重に織り方が近くそれを厚手にし、つるんとした風合いで張りがあり、よく締まる。
胴・お太鼓に目立たぬしみ、目立たぬ締め跡がございますが「美品」と言えるほど。
素材は、力を加えれば滑りにくい特徴を持つ“正絹”ですので緩みにくく締めやすく、柔らかいのでお着物も傷みにくく安心。
京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物「鳥獣戯画」。全部で4巻からなる絵巻物は、全長は約44mにも及び、そこに描かれたさまざまな戯画は、何を表そうとしたものなのかはっきりと分かっておりません。特に有名なうさぎや猫などの動物たちが画面の中を縦横無尽に駆け回り、遊び尽くすという斬新かつモダンな内容は、漫画やアニメのルーツとして高く評価されるのも納得。
“優しい満月からやってくる働き者の兎”、お気に入りのお着物と共にお迎えしましょう。
採寸表
巾 : 30cm
長さ : 378cm
素材 : 正絹
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