タイのアユタヤ時代の賭博場の貝貨です。
このお品はかつてアユタヤ時代の賭場で貨幣として使用された“ベイピー”と呼ばれた特別な貨幣で250年以上前に遡る非常に価値のある賭場コインになります。
アユタヤ時代、賭場で遊ぶには現金をこの貝貨に交換しなければならなかったのですが、
表向きは場内専用の通貨だったものの、
賭場周辺では実際の金銭のように流通していたと言われており、6世紀頃のウトン時代からもこの貝貨を使用していたという記録が残っています。
遊び道具ではなく、運を操る者、賭場を支配する者が手にする特別な貨幣として知られていたとされ、
考古学的な発掘からも、この貝貨の起源は数千年前の中国に遡ることも分かっているとされています。
また、フランス人ラルーベールの記述によれば、
今回の貝貨はアユタヤ時代には広く流通し、さらに時代が進み、ラタナコーシン朝(ラーマ6世時代)にはこの貝貨のシステムが宝くじへと発展し、現代のロッタリーへと繋がったとも言われています。
「運」を握る者こそ、勝者となる
現代のギャンブルといえば、カジノ、宝くじ、賭場の数字賭け、闘鶏、魚闘い……。どんなに策略を巡らせようとも、運に見放された者に勝機はなく、だからこそ、
賭場の主たちは今回の”ベイピー”に特別な儀式を施したと言われ、
現地ではこの貝貨を持つ者は運を味方につけ、勝利の女神を独占するとまで言われ本物の運を掴み、勝ちを手に入れ、流れを変えるとされるアユタヤ時代の”賭博場の貝貨”そして、古代の儀式を経たこの貝貨は、賭場の主、ブックメーカー、投資家、ギャンブラーにとって究極の相棒として、持つ者、財を手にし、尽きることなしとまで言われた金運を齎すと信仰される縁起の良い貝貨です。
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