◆作品について─────────────
ウォルター・クレイン(Walter Crane, 1845年–1915年)は、19世紀後半のイギリスで活躍した画家・イラストレーター・デザイナーであり、現代の絵本の礎を築いた重要な芸術家の一人です。また、ウィリアム・モリスとともにアーツ・アンド・クラフツ運動を推進し、装飾芸術の発展にも大きく貢献しました。
リヴァプールに生まれたクレインは、肖像画家の父のもとで幼少期から芸術に親しみました。13歳で木口木版の工房に弟子入りし、デッサンの基礎を学びます。その後、多色刷木口木版の技術を開発した彫版師エドマンド・エヴァンズと出会い、1865年に全ページカラー刷りのトイ・ブック(簡易な絵本)を制作しました。これらの絵本は高い評価を受け、クレインは子どもの本の画家として一躍有名になります。
クレインの作品は、ラファエル前派や日本の浮世絵から影響を受けた繊細で装飾的なスタイルが特徴です。彼の代表作には、『眠り姫』(1876年)、『フローラの饗宴』(1889年)などがあり、これらは現在も多くの人々に愛されています。
また、クレインはアーツ・アンド・クラフツ運動の中心人物として、絵画やイラストレーションだけでなく、陶磁器タイルや家具、壁紙などの装飾芸術にも携わりました。彼のデザインは、芸術と生活の融合を目指すこの運動の理念を体現しています。
1915年に亡くなるまで、クレインは生涯を通じて多くの作品を残し、絵本や装飾芸術の分野で後世に多大な影響を与えました。彼の作品は、現在も世界中の美術館や図書館で鑑賞することができます。
ウォルター・クレイン(Walter Crane)『シャロットの女』(1862年)をアートポスター化
高級感があり落ち着いたマット用紙を採用
※フレーム付きすぐに飾れます※
◆作品サイズ───────────────
A3サイズ(42cm×29.7㎝)
◆【製品に関する注意点】─────────
・色褪せの原因となりますので直射日光が当たる場所での保管は避けてください
・高温になる環境での使用は避けてください
・液晶や閲覧環境によって商品ページ画像のお色味も変化いたしますのでご留意ください
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